(2017年5月撮影) |
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道端に生えていたヤセウツボ、以前は海岸で見ていましたが少しずつ内陸部で見え始めています、と言っても海岸から100m程度ですけどね
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これで高さ30cm程度
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穂状に花をつける、下から咲き上がっていく
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やや紫がかった唇形花、花冠や萼片に腺毛が密生
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中を覗くと2裂した丸い柱頭が見えています
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花冠を除いてみると雌しべとそれよりやや短い雌しべが見えています。雄しべはまるで雌しべの陰に隠れているようだ。花柱や花糸にも毛が生えている
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2裂した柱頭、絨毛が生えているかな。雄しべは内側を向いて曲がっている
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茎にも腺毛が密生、退化した葉が鱗片状になって残っている。葉緑素は全く無く完全寄生植物
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足元に短のがありました、出始めたばかりなのか寄生先から十分栄養がとれなかったのか
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近くの藪の中にも10株以上あったけどほぼ終わっていた
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更に近くにも、廻りにも見えていてここも10株以上あった。この後海岸に行ってみたらそこにもあったけど以前よりは少なくなっていたような
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(2013年5月撮影) |
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近所の海岸に今年も咲いていたヤセウツボ、ここにはヨモギもシロツメクサも生えていますが一番の好みはハマウドのようです
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ハマウツボに比べると色合いはかなり地味、でも寄生相手の幅が広い分繁殖力も強いんだろうな
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団子っ鼻の背後に黒く見えているのが雄しべ、こんなにはっきり確認したのは初めてだな。大きな葯や太い花糸も分かります
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こちらでは小さな昆虫が訪問していました。花より大分小さいけど花粉媒介出来るのかな
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右側は昆虫だけど左側の黒いのは葯ですね
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海岸に咲いているけどなかなか海をバックに撮ることは出来ず。今回初めて海をバックに撮れました
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逆光だと撮影が難しいな
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(2012年5月撮影) |
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生えている場所に驚いたヤセウツボ
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古い住宅街の中、側溝の溝の隙間に生えていました。寄生植物だけどこんな場所で相手は誰だろ、主にマメ科の植物に寄生するようだがキク科やセリ科などお相手は幅広いみたい
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長い茎の上の方に多くの花を付ける
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名前は悪いけど花自体は赤紫色でそんなに悪くはないんだけど
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ただこのピエロの鼻のような雌しべはちと無骨。背後に白い柄のようなのが見えているが雄しべの花糸なのかな、とすると黒いのは葯かな
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横顔。茎に短い腺毛が密生するそうだけど結構長い
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こちらは近くの海岸でハマウドに寄生したヤセウツボ
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ザッと数えて30株くらい寄生されています。栄養をすっかり取られているせいかハマウドに勢いがなく背も低いままです。近くに幾らでもハマウドがあるのになんでこればっかり寄生してるんだろ
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果実・種子(2017年5月撮影) |
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すっかり立ち枯れしたような姿になったヤセウツボ
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茶色くなっているけど花被片は咲いていた頃の形を保っています
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花被片を取り除くと細長い果実があります、長さ1cm程度、まだ花柱が残っている
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上部の背中が裂けてきています
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だいぶ開いてきました、内部に種子がビッシリ、意外と整然と並んでいるようです
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大量の微細な種子、一つの果実に数百個入っているとか、肉眼では埃のようにしか見えません
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楕円形で大きさ0.3mm程度だそうです、微細な凹凸があるのがなんとか分かるような
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