ヤナギアザミキク科アザミ属 果実・冠毛
(2022年9月撮影)
山道脇に咲いていたアザミ、一見してノアザミとは違う姿に撮ってみました、どうやらヤナギアザミのようです、この前湿地でも咲いていたけど全く近寄れず撮ってなかった。九州四国山口県の草原に分布、山口県では絶滅危惧種になっています
とにかく葉が細い、まさしくヤナギ
下の方は多少幅広く鋸歯もありますが他のアザミで見られるような裂けている葉はない
頭花は特に変わりなし
総苞はややずんぐりしている、下の方にクモ毛があるようです
総苞内辺先端が扇状に広がり付属体と言うそうです、赤黒くなっているのがそれでしょうか
果実(2022年11月撮影)
すっかり花が終わっているヤナギアザミ、冠毛&果実を見るため撮ってみました
まだまり開いていない綿毛、まだ花柱の跡が多く残っています、冠毛は淡赤褐色
綿毛が飛び始めています、後方にまだ咲いている花があった
綿毛をむしり取ってみたら痩果が見当たりません、一つだけ中央に残っている
まづ痩果ですね、他は全く見当たらず、結実率が悪いんでしょうか、極端すぎるけど
冠毛には枝毛が多くあります、飛びやすそうだけど痩果がなければ意味がない
別の場所でも見てみました、これはだいぶ飛び始めています
これもむしり取ってみたが痩果は全くついてない
何度かやってみて痩果が一つだけありました、他でも幾つかやってみたがやはり一つだけ
長さは3mm程、キク科の痩果によく見られる縦溝は殆ど見られない、冠毛との間に隙間があり外れやすそうです

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