ヤマザクラバラ科サクラ属 八重
八重(2019年4月撮影)
割と普通に見られるヤマザクラ、名前の通り山で咲くことも多いのでソメイヨシノと競合することもなく
花と同時に葉も出始めます、この時期葉が赤いのが特徴
前年枝の葉腋に散房状に数個の花をつける、葉が出ているのが今年枝でしょうか
普通花弁は5枚ですがこれは八重タイプのようです、でも雄しべも多数出ている
雄しべの中に太い花柱を持った雌しべ、柱頭が2裂しているようだ
萼片は小さく星型というかヒトデ型というか、花柄も萼片も無毛です
果柄が割と長い、花柄の長さがサクラ属の区別点の一つ
長楕円形〜卵形の葉、先は尖り鋭い鋸歯がある。新葉を紫外線から守るため赤っぽくなっている
こちらは別の株、満開状態です。ソメイヨシノと違い株によって咲き方に大きな違いがあります
赤い葉と混じってソメイヨシノとはまた違った華やかさ、これも八重っぽいですね
(2015年4月撮影)
林道沿いに咲いているヤマザクラ、ソメイヨシノは大分散ってきているけどこちらは花盛り
花と一緒に葉が出てくる、葉が花より赤っぽいから相乗効果で華やか
こちらは葉が少なく花が多い、同じ場所でも個体差があるようです
殆ど来る人のいない林道、花を独占
4倍望遠ではこれが精一杯
(2010年4月撮影)
自然公園、山の中腹に咲いているヤマザクラ。ここんとこ気温が低くて花が殆ど散ってなかった
下ではソメイヨシノの桜祭りが行われていたけど上まで登ってくる人は少なく見事なヤマザクラを独り占め
ソメイヨシノは華やかすぎて余程こちらの方が好き
芽生えたばかりの薄赤茶色の葉が花を一層引き立ててくれる
これは近づきすぎ、と思いつつもついつい

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