ヤマウルシウルシ科ウルシ属 果実・種子
(2018年5月撮影)
林の中に生えていたヤマウルシ、他の樹木に対して高さで負けて日当たり競争に負けそうですが林縁などそれ程日当たりの良くない場所でも生えているから大丈夫かな
葉は上部に集中し葉腋から円錐花序をぶら下げる、これで高さ3m程、高さの割に茎が随分細い
雌雄異株でこれは雄株、でも上の花には子房のような膨らみがある、初めは虫こぶかと思ったのですが
他にもあちこちある。下の花には雌しべも見えているし上の花は子房が膨らんできている、果実もなるんでしょうか。雌花でも雄しべが残っているし両性花も残っているんでしょうか
奇数羽状複葉、小葉は4−8対、下の方程小葉が小さくなる。上から眺めるチャンスは滅多にありません
葉に毛が散生する、葉軸にも毛が密生
葉の裏は葉脈が浮き出てクッキリ。
こちらは別の場所、葉腋から花序が出ているのがよくわかります
(2018年5月撮影)
林道や林内で割と見かけるヤマウルシ、高さ8mくらいになることもあるそうですがそんなに高いのは見たことなくせいぜい3,4m程度、これは斜面に生えているので上から撮影しています。奇数羽状複葉で小葉は4−8対
幹頂部から枝を横に長く広げます
雄株
葉腋から円錐花序を出す、雌雄異株でこれは雄株
雄しべを突き出した雄花、花序軸に毛が生えている
雄しべは5本、葯が結構大きい、花弁も5枚で反り返っている
雌株
後日雌株を撮ってきました、同じく円錐花序ですが雄花序より花の数が少ないような
雌花ですが退化した雄しべも残っています、仮雄しべだそうです。柱頭は3裂、花弁は既に落ちているようです。花序軸に毛が生えていますが雄花序のより毛深そうだ
子房に毛が生えている、手前の線形のは小苞のようです
(2015年5月撮影)
車を止めたら側にヤマウルシが咲いていた。去年始めて見つけたけどどうしてかなと思うくらい普通に見られますね
葉腋から円錐花序を出す、と言っても密集しすぎていてよく分からない
雌雄異株でこれは雌花、でも雄しべも普通に見えてます。こういうのは知っていないと両性花と思いそう
花弁は5枚、柱頭は三裂
花弁が5枚のもありました。柱頭も3つの他に小さいのが3.5個か(笑)。子房に刺毛が密生だそうだけど毛が生えているのは何とか分かる
奇数羽状複葉で子葉は4−8対、羽状複葉は上に奇数偶数を付けますが偶数のは少ない
果実(2013年7月撮影)
初めはハゼノキの実かと思ったけどなんか違う
実の表面に毛が生えています。調べてみるとヤマウルシのようでした

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