ヤマラッキョウヒガンバナ科ネギ属 白花
果実・種子
(2022年10月撮影)
大群生していたヤマラッキョウ、今まで山の上でほそぼそと生えているのしか見たことがなかったのでこれには驚きました、緑色の真っすぐの葉は多分イグサ
白花も混じっていました、ここに来る前に撮っていたラッキョウをヤマラッキョウと思っていたから赤い花のはあまり撮らず
白花は初めてみました、品種レベルの違いでシロバナヤマラッキョウと言うそうです
背景に赤くなったサワシロギク、花序の密度はやはり株によってだいぶ差があります
紅白ツーショット
これは歯芽が見えている、何事にも例外があるとしよう(苦笑)、歯芽のないのが殆でした
白い花被片に緑色の筋が清潔感があってとても綺麗でした
日が当たっているのを取ってみると白飛びしてしまった
中間的な色合いのもありました
花被片先端部に赤い色が残っています、これはこれで綺麗
雄しべの萎れ方がそれぞれ違います
青空バックがとても綺麗
中間的な色合いのもやってみました、こちらの方が映えてるな
白花は適当なアングルのがなかった
(2018年10月撮影)
笹薮の中に咲いているヤマラッキョウ
花冠は殆ど開いていませんが蕊が出ているので一応開花
(2018年11月撮影)
半月後もう一度来てみました、ほぼ同じ場所、笹が大分枯れてきていて冬も近いのもわかります
花も十分開いていました、これは葯が落ち始めていて花も終わりの頃のようです
花自体はラッキョウとそっくり、根茎も食べられるそうですがあまり利用されることはないようです、ここでは少ないので流石に試食できませんが
歯牙がないのがラッキョウとの違い、殆どこれだけで区別しています
葯が落ちた雄しべは雌しべとそっくり、柱頭は小さく特に裂けることはなさそう、やはり裂けていなければ面白くない(笑)
花を多くつけていたのもありました、これなら球形花序らしい
約から花粉が出ていて花盛り
花序下に膜質の苞、3裂しているそうです
前回見た時は株が少なくこれも今年の気候の影響を受けているのかと思いましたがこの日は幾つも見かけて例年並みに咲いているようです
果実・種子(2018年12月撮影)
すっかり果実になっているヤマラッキョウ、まだ花柱の痕が毛のように突き出ている、小花柄も赤と緑のがある
黒く熟した果実もあればまだ緑色のもあり同じ花序の中でも随分熟し方が違う
3室からなる果実
ばら撒いてみました、3個の種子が出てくるのは想定内ですが翼を持ったのも出てきまし
どう見ても翼果に見えるけど1室の中には2個の種子が入るそうでこれはその一つが成熟できず種皮だけが残ったのかもしれません
種子の大きさは3,4mm、表面に皺が入り更に微細な凹凸がある、この大きさなら割と撮りやすい
果実・種子(2017年12月撮影)
まだ色が残っていたヤマラッキョウ
花被片が萎んできて果実が露出してきている
3室に分かれているのがわかります
長い果柄を持った果実、上部が開いて種子が出てくるようです
まだ未熟なので期待してなかったのですが黒い種子が出てきました、6個ありましたが2個は紛失、大きさは3,4mm
1室には2個の種子が入っています、平らな面が向かい合っているがどちらも薄っぺら
細かな線状突起があります、肉眼では全く分かりません

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