ヤマジノギクキク科シオン属 白花
果実
冠毛
(2018年10月撮影)
この時期の台地上を飾るヤマジノギク、至る所で見られこれからますます綺麗になります
上部で枝分かれし散房状に頭花をつける
淡紫色の頭花、大きさは3,4cm,時には5cmになるのもある、初夏の頃から僅かに咲き始めますがその頃の方が頭花が少なく大きいかもです
舌状花は水平に広がり筒状花が盛り上がっています
筒状花は周辺から咲いていくけどかなりゆっくり、冠毛は未だ見えていません
葯筒から出た2裂した柱頭、親指と人差指で何か摘んでいるような形
舌状花の柱頭、筒状花の先端が5裂しているのも分かる
総苞は浅い皿型で先端が尖る、総苞片は2列だそうなので手前に見えているのは小苞になるのかな
白花(2018年10月撮影)
遊歩道に咲いていたヤマジノギク、色が白いのと随分背が低いので撮ってみました
この時期なら草丈2mくらいのもあるのにこれは30cm程度、その割には多くの花を付けている
今年はイベントが開かれて遊歩道がかなり草刈りされていた、草刈りの後生えてきてもう高く伸びる余裕がないのでさっさと花を咲かせたかな
普通淡青紫色の花ですが割と幅があり白に近いものもあります、この日はドン曇りで白色がよく出ていない。
淡いピンク色のもありました、この色のは初めてかな
背は低くても花の大きさは変わらず、筒状花から出た葯筒や柱頭、手前には舌状花の雌しべも見えている、冠毛も出てきているようだ
総苞は浅い皿型だがこれは更に浅いかな、総包片もだいぶ細い
冠毛(2017年11月撮影)
赤い冠毛が特徴、これだけでも美しい
すっかり花の終わったヤマジノギク、画面中央上辺り、後方に白く点々と見えているのはまだ咲いている花ですがもう背の低いのばかりでした
花だけでなく赤い冠毛も綺麗です
冠毛自体が撮影対象になるのでいままではこれで終わっていました
果実(2020年12月撮影)
まだ綿毛をたっぷり残しているヤマジノギク
赤い冠毛、さすがに多少黒っぽくなっています
あまり赤くないのもあります、褪せたのではなく初めから赤くない冠毛もあります
花床がすっかり露出、半球状になっているのがわかります
長い冠毛と短い冠毛を持ったのがあります、長いのは筒状花、短いのは舌状花の果実だそうです。でも見た限りついている位置はそれ程変わりないような
倒卵形の果実、上向きの毛が密生している、長さ3mm程
痩果の周囲に翼があるように見えます、左の冠毛は別のもの
果実(2018年12月撮影)
冠毛が取れて果実が見えているのがありました、そう言えば今までノギクの果実は見てなかったな(^^;)
まだ緑色の果実、キク科なのでこれは種子ではなく痩果です
すでに黒く熟しているのもありました、赤い冠毛も茶色くなっていま
果実の大きさは3mm程、倒卵形で扁平だがやや厚みがある、冠毛に2種類あり長いのは筒状花の冠毛、下側の短いのは舌状花の冠毛だそうです
2種類の冠毛が生えているのもありました、花の時ほど厳密な区別はなさそう
果実には上向きの毛が生えています

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