ヤマボウシミズキ科ミズキ属 果実・種子
(2018年6月撮影)
ヤマボウシはあちこちで見られますが花が高い場所に咲いているので撮影しづらい。普通に撮るなだけならともかく本物の花を撮るにはそれでは不十分、ここは低い位置に何故か一つだけ花を咲かせていました。ある程度大きくならないと花を多く咲かせないのでしょうか
葉腋から長い花柄を伸ばして花を咲かせています、多くの花を咲かせているとこういうのも撮りづらいからますます好都合
周りの白いのは総包片で中心部に丸いのが本当の花、まるで機雷だ
花弁は4枚あるのですが殆ど落ちていた。壷のように見えているのが萼筒なんでしょうか、内側に子房も見えています
花柱の先に扁平な柱頭、毛も生えているかな。前の写真だと2裂しているようです
葉は対生で広楕円形または広卵状楕円形、縁は全縁で波打つ、先端は鋭く尖る
(2014年6月撮影)
ヤマボウシは植えられることも多いのでなるべく民家から離れた場所で撮るようにしているけどここなら大丈夫かな
白いのは花弁でなく総苞片、わかってはいててもこれが白くなってないと花が咲いたとは思えない
中央に毛が生えているように見えているのが花、アクセサリが目立ちすぎて本人の影が薄い例、ヤマボウシにとってはどうでもいいことだろうけど
4枚の花弁に4本の雄しべ、1本の雌しべと花のセットは揃っているんだけどね
そんなに高感度にしたわけではないけれどこの日は曇り空で薄暗かったせいか画像が荒れてる
裏から見てもなかなか華やか
(2010年6月撮影)
野山でもよく見かけるヤマボウシ、花が大柄だから割と目立ちます
花弁のように見えるのが総包片だというのは割と知られている(花のファンだけか)
本物の花の部分を見ることはそれ程ないと思われ。雄しべがしっかり出てます
更にドアップ。まさしく花の中の花ですね
果実・種子(2016年9月撮影)
赤く熟してきたヤマボウシの果実、まだ早かったようでもっと赤くなるようです
多数の果実が集まった集合果、それぞれが少しでも大きくなろうとしているせいかそれぞれの大きさが不定形です
潰してみましたが直ぐには果実が見られず
果肉をほぐしてみたら種子が出てきました、種子と書いたけどこれは内花被が固くなった核果です、大きさは5mm程
果実と同じでこちらも形が一定していない、集合果の数に比べると核果の数が少なく全ての果実で核果が出来るとは限らないようです
果実・種子(2011年10月撮影)
たわわに実ったヤマボウシの実
日に当たってますます赤く、でお一つ試食ほんのり甘く嫌みのない味。でももう少し熟した方がよかったかも
つの実に見えるけどこれが多くの実の集合、突起部分が花の跡になります

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