ヤクシソウキク科アゼトウナ属 果実
(2019年10月撮影)
林縁に咲いていたヤクシソウ、これは咲き始めたばかりで頭花が一つだけですが普通多くの花をつけます
舌状花だけの花、これは12,3枚あるようです
枝先や上部葉腋に数個の花をつける
長い葯筒から花粉にまみれた柱頭が出ている
葉の形は結構変異がありますが基部が張り出して茎を抱く特徴があります、これで花が咲いていなくてもわかる
2週間後、ほぼ同じ場所、もう随分花を咲かせていた
時には1mを超す高さになりますがこれは20cm程、それでも沢山の花を咲かせている
こちらは舌状花が9,10枚程度でした、これくらいのほうがスッキリしている
もう柱頭も大分伸びてきています
葯筒も柱頭も長いのでクルリンも撮りやすい
前のではまだ不十分、細い柱頭だとこれくらいクルリンしないとね、好みも煩いのだ(笑)
葯筒の基部に根っこのように見えているのが雄しべの花糸のようです
(2018年9月撮影)
群生して多くの花を咲かせていたヤクシソウ、奥に見えている赤い花はミゾソバ、これも何時までも咲いているな
秋の花ですが夏頃から先はじめ冬場でも咲いていることがあり花期はかなり長い。地元の自然公園では全ての月で見たことがあります
筒状花だけの花、しかしこの仲間は頭花がどれもそっくりです
長い葯筒から柱頭が出ているがまだクルリンしていない
総苞は円筒状、短い外片がある
葉は長楕円形または倒卵形、基部が茎を抱き上側が幅広くなる特徴的な葉なので花が咲いていなくても分かりやすい
果実(2020年11月撮影)
すっかり白い綿毛になっていたヤクシソウ、まだ咲いている花もありましたが大半はこのような状態でした
冠毛以外は全体に黒っぽい、反り返った総包片も黒くなっている
全体に果実の数が少なく冠毛も密生していないので果実が透けて見える
真っ直ぐな冠毛、細かな突起が生えているそうだが顕微鏡でないと無理
まだ十分に開いていない冠毛、まるで筆の毛先
痩果の長さは3mm程、細かな稜が走っている、先端の淡褐色の部分は嘴、タンポポではここが長い柄になります
痩果表面に逆向きの棘が生えている、ギリギリわかるレベル

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