ヤエムグラアカネ科ヤエムグラ属 芽生え
果実・種子
(2021年3月撮影)
道端でよく見かけるヤエムグラ、これはもう20cmくらいに伸びていますが咲いている花はまだ僅かでした
径1.5mm程の小さな花、これも小さいしブレるしで撮りにくい
雄しべが4本、柱頭が2裂しているのが分かります
葉は輪生し6−8本、これは9本見えてます。本物の葉は2枚だけで他は托葉、葉腋に花茎を伸ばしているのが葉なので一番右側かその上のが本物の葉
葉の表面に瘤状突起があり先端は鋭いトゲになっている
葉の裏の主脈上や縁にも下向きの棘が生える
(2017年4月撮影)
この仲間の中では一番普通に見られるヤエムグラ、群生することが多い、と言うより群生状態のしか見たことない。初め3,40cmくらいの頃は自立しているけど花の咲く頃には6−90cmにもなりさすがにこの頃は他のものに寄り掛かるように伸びています
茎の頂きや葉腋に花をつける、葉腋のは花柄を伸ばすけど頂部のはあまり伸ばさない
アカネ科らしい花、でも大きさは極小で2mm程度、雄しべは4本、雌しべの柱頭が2岐している
既に果実が出来ていました、柱頭が2岐しているのに対応して2分果
葉は6−8枚輪生、でも本物の葉は2枚で他は托葉が変化したもの、縁や裏面に棘がある
茎は4稜で下向きの棘がある、刺すほどではないが服などに引っかかりまくります
(2016年3月撮影)
ヤエムグラはあちこちで群生していてかなり伸びてきています
ひょっとして咲いているかなと思ってかき分けてみたら僅かに咲いていました。これは葉腋から長い花柄を伸ばしていますが茎の先端からも咲いてきます
アカネ科らしい4枚の花弁、4本の雄しべ、2裂した柱頭を持つ雌しべも見えています
茎も葉も遂げだらけ、触っただけで引っかかりまくります。くっつき虫ではないから邪魔にはならないですけどね
葉が8輪生しているから八重葎でしょうけど実際は6−8輪生、これを見ると7枚ですね。実際の葉は2枚だけで後は托葉ですが区別はつきません
芽生え(2014年2月撮影)
ヤエムグラはもう随分出ているけど前から子葉を探しているのになかなか見つからない。やっとそれらしいのに出会う、中央のがそれかな。上や左はオランダミミナグサ
横から見ると楕円形で一番下に出ています。子葉で間違いないようです
子葉は無毛で先端がやや凹む、出始めたばかりの本葉に比べてずいぶん大きい
上の写真の子葉も既に黄色くなりかけていますがこちらは茎がだいぶ伸びてきていて子葉はすっかり枯れています。こんなに大きいのに今まで見つからなかったのは早々に枯れ落ちるためかもしれない
果実・種子(2018年5月撮影)
身近で普通に見られるヤエムグラ、花は撮ることはあっても果実を撮ることはあまりなかった
毛だらけの2分果、一つの大きさは2mm程
種子を出してみましたがまだ未熟、片側は平滑ですが片側は穴があいている
こちら側が本体側に付いていた部分、熟すると塞がれてくるんでしょうか。熟したのを見たいけど大抵倒れて見られなくなってくる・・・ような
早速蟻が興味を示して寄ってきましたがすぐ離れていきました、エライオソームは付いていないようです
果実・種子(2007年5月撮影)
丸い実をたくさん付けてます。この時期にはもうまっすぐ立っていないから分かりやすいように立てて背景も考えて撮影
まん丸い毛むくじゃらの実、大きさは2,3mmくらい
何にそっくり。こういう実をつけるのは他にもたくさんあるけど何故かイヌノフグリばかり汚名を着ているようだ(笑)

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