ヤブヨモギキク科ヨモギ属 果実
(2020年10月撮影)
初めてのヤブヨモギ、この辺りに群生していました。中国東北部や朝鮮半島に分布、大陸遺存種で九州北部辺りが南限のようです
ヨモギと一緒に群生しています。花序の粒々がやや大きく見えるのがヤブヨモギ、小さく赤っぽくなっているのがヨモギです
これで高さ1.7,8m位ありました
多数の頭花をつけた円錐花序、写真で見てもヨモギより大きいのが分かるかなと思います、花期は10月以降、ヨモギより大分遅い
頭花の大きさは2−2.5mm、キク科だから突起のように見えているのは2裂した柱頭
総包片は3列、蜘蛛毛が生えているそうだがよくわからない。とにかく情報が少なく花のドアップは殆どありません
葉は2回羽状に全烈、これはヨモギに似ています
茎に短毛が密生
下の方は更に密生、葉の下部に見えている小さな小葉は仮托葉でしょうね
道路向かいにもたくさん生えていました、これは今までも見ていたけど普通にヨモギかと見逃していた、なんとボーッと見ていたことか
果実(2020年12月撮影)
12月末だけど花の頃とあまり変わらないヤブヨモギ
まだ蕊が出ていますがさすがにもう機能してないでしょうね
膨らんでいるのもありました、これはもう果実期でしょう、特に冠毛はなさそうです
籾摺りして果実を出してみました
僅かにキラキラ輝くのが見えていますが鱗片でしょうか、初めは細い方が基部かと思ったんですが
キク科の果実の構造を考えると細い部分が嘴、白い服れた部分が痩果のようです、全体の長さは3mm程

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