ヤブマメマメ科ヤブマメ属 果実・種子
草紅葉
(2018年9月撮影)
名前の通り藪の中で蔓を絡めて這い上がっているヤブマメ、ツル性のマメ科の中では最後発でしょうか、普通に見られます
総状花序を密集して付ける
旗弁縁が後方に強く反り返るので三角形に見えます、翼弁が竜骨弁を多いどちらも白色
旗弁は紫色を帯び白い筋状の斑紋が入る
黄色い薬を持った雄しべが出ていました
萼筒は薄紫色を帯び長毛が密生、萼裂片は尖り緑色
蔓にも毛が多い、薄暗いとどうしても鮮明さにかけるな
卵形の3小葉、頂小葉がやや大きい、これも特徴的で花が咲いてなくても分かります
(2017年9月撮影)
この時期至る所で目にするヤブマメ
葉腋から花柄を伸ばし総状に花を付ける
旗弁だけが紫色で翼弁や竜骨弁は白色
この仲間は旗弁の斑紋が濃い色であることが多いのですがこれは逆に斑紋が白色
旗弁は強く反り返り時には自分自身と重なっている、萼片が紫色を帯びている
蕾の頃既に旗弁の色が透けて見えている
卵形の3小葉、頂小葉は菱形に近い
葉柄基部に托葉、茎や葉柄に毛が密生
果実・種子(2016年10月撮影)
濃い褐色に熟してきたヤブマメの果実、もっと熟してくると鞘が捻れて種子を出すそうだがその段階のはまだなかった
同じ場所に熟したのとまだ緑色のがあります、熟し方が一様でないのが野生種と栽培種との大きな違い
中の種子が透けて見ええいます、普通3,4個の種子がはいる
捻れたのがないので開けてみました、鞘内側の窪みの中に行儀よく収まってます
種子はやや扁平な楕円形で大きさ4mm程
表面はウズラの卵のようなまだら模様、これもひょっとしたら草むらに落ちた時に鳥の目から見えにくくなるようにしているのかもしれない
紅葉(2023年10月撮影)
黄葉していたマメ科の葉、なんだろうと思いましたがヤブマメでしょうか
樹木では黄葉するのはよくありますが草紅葉で黄葉するのはあまりないかも
光に透かしてみると黄色が鮮やか

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