ツゲツゲ科ツゲ属 果実・種子
(2023年4月撮影)
林縁に小高木があり沢山の花を咲かせていました
葉腋に花をつけています、初めは全く見当がつきませんでしたがどうやらツゲのようでした、ツゲと言うとイヌツゲを思い浮かべますがあちらはモチノキ科、こちらはツゲ科の本家です
対生する葉の葉腋に花をつけるので2個セット、中央に雌花があり周りを雄花が取り囲む、もう花弁が落ちているのかと思いましたが元々花弁はないそうです
3本の花柱、柱頭がハート形で2裂、周りの雄しべにも雌しべの痕跡があるようです、雄しべが萎れていて花としては終わりの頃のようです
花柱の付け根にあるのが子房でしょうか
雌しべが4本のもありました
雌花がないのもありました、元の画像を見ると枝の下の方の花に雌花が無い傾向があるような
右側が本年枝、そちらは花をつけず前年枝に花をつけるようです
葉は対生で全縁、艶がある、主脈だけがハッキリしている
果実・種子(2023年撮影)
(5月)
4月に花を見た場所、青い果実になっていました
雌しべが角のように残っていますが子房が丸く膨らんでいます
(6月)
更に3週間後、より果実らしくなってきていますが柱頭がまだ残っています、周りの雄しべも残っている
既に開いているのもありました、中は空っぽ、柱頭部分から割れていくようです、右上に見えているのは雄花か
(10月)
10月、すっかり開いている、まるで角をはやした昆虫のよう、あるいはミミズク
中の淡褐色のは中果皮か内果皮か
種子が残っているのもありました、艶がある種子
取り出してみましたが果皮と離すのが難しく種皮が捲れてしまった

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