(2017年5月撮影) |
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薄暗い林内に生えているトチバニンジン、真上から撮っていることから分かるように背はそれ程高くなくこれで5,60cmくらいでしょうか
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こちらは近くの別の株、以前はもっと大きかったので代替わりしたんでしょうか。球状散形花序をつける。頂部のは両性花序、脇から出ているのは雄花序だそうです。まだ蕾ばかりだから確認できない
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長い花柄を伸ばす
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雄しべが直立、花弁は平開していますがだんだん反り返ってくる。子房が割と大きい
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整った5弁花、中央に雌しべが見えていますが柱頭が5つあるようにみえる。花柱は2本なんですけどね
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夏になる実は真っ赤で派手ですが花は地味です。薄暗い林内に咲くから色より匂いでアピールしているんでしょうか、人間には感じませんが
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これは最初の株、花弁は落ちて雄しべもなくなりかけ、雌しべの柱頭が開き始めています
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5小葉の掌状複葉、これがトチノキの葉に似ているから栃葉、全体の姿がオタネニンジン(所謂朝鮮人参)に似ているからあわせて栃葉人参
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(2014年6月撮影) |
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暗い林床に生えたトチバニンジン、ここは杉林なので春でもそれ程明るくならないのでこんな大きな葉は不利だと思うけど毎年生えてくるから耐性はあるのかな
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長い花茎を伸ばして頂部に球形花序をつける、一昨年は枝茎が多く出ていたのに今年は全く出てない
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花弁や雄しべは散って花柱しか残っていません
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花柱は2−5本と不揃い
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こちらはもう子房が膨らみ始めています
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近くに枝茎を持ったのがありました。枝の方は全て雄花序だそうです
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かろうじて一つだけ花が残っていた。手前のは花弁が散っているけど奥のはまだ蕾みたいです
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地味な緑色の花弁に5本の雄しべ、柱頭も見えているような
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子房もあるようで両性花ということはないのかな
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果実・種子(2017年8月撮影) |
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林の中で真っ赤な果実をつけたトチバニンジン、周りは緑ばかりなので目立ちます。WIKIによれば果期は秋だそうですが夏頃には赤く熟します
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こちらは別の株、枝の花序は雄花で頂生の花序だけ果実がなるそうですがこれを見ると枝の花序でも果実がなっています、両性花だったようです
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花を多くつける割には果実の数が少ない、全部果実になったら重すぎるかも
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先端に花の跡が残っている、右側のは花柱が見えていますが左側のは果肉部分が大きくなって花の跡が凹んでいます
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割ってみました、果肉は白いですがそれ程充実していないようだ
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種子が4個入っていましたが一つは未成熟
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大きさは4mm程、楕円形で特に模様とかなさそう
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