トゲミノキツネノボタンキンポウゲ科キンポウゲ属 果実・種子
(2023年3月撮影)
空き地に咲いていたトゲミノキツネノボタン、町中で見かけるのはまずこれでキツネノボタンやケキツネノボタンを見たことはありません
全身ほぼ黄色い花、これは咲いたばかりのようです
時間が経つと子房が膨らんで緑色になってきています、花弁に花粉が落ちている
花の終わりの頃、雄しべは散り初め子房が膨らんできていますがまだ突起はそれ程目立ちません
花弁や雄しべは殆ど落ち果実の突起が目立ってきています
まだ未熟ですがもうこれ以上は大きくならない、果実側面が色薄くなり突起が目立ちます、熟すると茶色くなります
葉の裏面に長毛が疎らに生えている、左に見えているのは萼片
(2018年3月撮影)
田起し前の田圃に生えていたトゲミノキツネノボタン、これは葉は随分広げていますが花は今のとこ一つだけ、群生している場所では黄色く染まるほど花を咲かせることもあります。周りにはオオイヌノフグリ、トウダイグサ、カラスノエンドウ、スズメノカタビラなどお馴染みの野草が見えています
花自体はキツネノボタンとそっくりです
果実がなれば棘があるから区?は容易、子房の段階でも棘が見えますがこれはまだかな
萼片が反り返るのはこの仲間共通
葉は浅裂または中裂、キツネノボタンは深裂します
普通無毛ですがこれは疎らに長毛が生えている
果実(2018年6月撮影)
果実となっているトゲミノキツネノボタン、昨年は正体が分からず不意打ち的に出会ったので今回はしっかり確認してみました
名前の通り棘棘の果実、未熟な時でも棘の様子は分かりますが完熟状態だと一層すごい
一つの花に10個以上の果実がなっています
スパイクを履いた果実、これで地面に食い込むのでしょうか。左側の突起は花柱の痕、先端は鈎状には曲がらない
大きさは1cm程、薄っぺらな果実、棘は芽生える為に必要なんでしょうがその分胚乳が少なくなるかな、芽生えを優先か、成長後を優先か、植物にとっても悩ましい

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