ドクダミドクダミ科ドクダミ属 総苞変化
ヤエドクダミ
果実・種子
(2019年6月撮影)
たくさん咲いていたので久しぶりに撮ってみたドクダミ
白い4弁花、じゃなくて白いのは総苞片
普通4枚ですが6枚のがありました、大きさが不揃い
総苞片縁だか裏に毛が生えていた、写真を見ていて気がついた
穂状花序、下から咲き上がっていきます
上まで咲き上がっています、上の方の葯は黄色だが下の方は褐色で花粉を出しているようです、雌性先熟なのかな
花に花弁はない、黄色い葯が花弁代わりか
3本の花柱には細かな毛が生えている
一つの花は3本の花柱と3本の雄しべからなる、花柱の下に緑色の子房があり3室からなる
花の基部に突起のようなのが見えていますが小苞だそうです
葉は広卵形だったり心形だったり、割と変異があるようです
(2016年5月撮影)
普通に見られるので撮るのも気分次第のドクダミ
白いのは総苞で普通4枚、偶に3枚、5枚、6枚と変化したりします
総苞という皿の上に花がてんこ盛り、今風に言えばギガ盛りか
花弁はなく花は雌しべ1雄しべ3からなる。柱頭は3裂、毛状の突起があるそうだがもっと近づかないと駄目だな。右下に小さな花弁状の突起が見えていますが少総苞だそうです
広卵形の葉、基部は心形、アサガオの葉に似ています
総苞変化(2007年6月撮影)
八重のドクダミがあるそうで探していたがそちらは見つからなかったけど花弁(実際は総包片)の数が違うのが幾つか見つかった。 これは5弁
こちらは6弁
3弁
そして極めつけはこれ、2弁
4枚の内の2枚だけが抜け落ちた可能性もあるけど念のため引っ張ってみたら意外と抵抗があって抜けず途中でちぎれてしまった。 だからこれも最初から2弁だったと思う
ヤエドクダミ(2022年6月撮影)
畑の片隅に生えていたドクダミに奇妙なのがあるのに気が付きました、段差があって花が目の高さにあったので気が付きやすかった
総苞が八重化したヤエドクダミです、総苞が5枚のでさえ滅多にないのに八重なんてそれこそ天文学的な数字だろうなと思っていました
八重としては数が少ないですが奇妙な点も幾つか
一番下の総苞が一部緑色になっています、これは多分葉緑素、総苞だって進化的に言えば葉が変化したものだから先祖返りしたんでしょうか
更に蕾(花序の蕾か)らしきものも出ています、普通のドクダミでもこのようなのは見たことがありません
柄もあります、花は咲くんでしょうか
左側の普通のとは同じ株から咲いています、園芸品種としてのヤエドクダミがありますがさすがにこれは野生ですね
果実・種子(2016年7月撮影)
すっかり花の終わったドクダミ、以前ならこの頃のは見向きもせず
まだ緑色の果実、花柱は3本だが密集していて分かりにくい
上部が開いて種が飛び出す、これはまだ見えていない
下側が破れて種子が見えていました、茶色で大きさは0.5mm程、表面に網目模様があるそうだが写せてないな、やはり明るい場所で撮らないと駄目だな

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