チヨウキンレンバショウ科ムセラ属
(2021年6月撮影)
初めは背の低いバショウかと思いましたがなにか違う、バショウ科は確かなので調べてみるとチヨウキンレンという花でした。漢字で書くと地涌金蓮なのでチユウキンレンと書かれることが多い、と言うよりそちらの方がずっと多いようです
径30cm程の巨大な花、と言っても花弁のように見えているのは苞です
苞の隙間から花を咲かせます。バショウは雌雄異花だけどこれはどう見ても両性花なのでこの時点で違うなと思いました。蜜を出しているのかたくさんの蟻が来ていました
白く大きな柱頭、雄しべは5本、バナナの皮のような葯、花被片は6枚で内5枚は合着、1枚は分離しているそうで背後に白く見えているのがそれでしょうか
粒々のように見えているのは花粉でしょうか、だとすると随分大きい、柱頭にも付着しています
柱頭が反り返るのはよくありますがこれは葯が反り返っています
花筒を切ってみました、細く緑色の花柱

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