タカサゴユリユリ科ユリ属 果実・種子
(2019年12月撮影)
これはさすがに驚いたタカサゴユリ、いつまで咲いているんだ
これは花被片に赤い筋が入っていてタカサゴユリらしい、今まで見ていたのは赤い筋が入っていないシンテッポウユリと思われるのが多い。でも両者は遺伝子を調べるないと分からないなど厳密に区別するのは難しいそうでここでは区別していない
花粉を出した葯はまるで安倍川餅、そこから3裂した柱頭が伸びている、今まで見ていたタカサゴユリの花粉は茶色かったけどこれは黄色、時間変化によるものでしょうか
こちらはまだ未熟で花粉はあまり出ておらず柱頭もあまり伸びていない、こうやって見ると今まで見ていたタカサゴユリとは葯の形などが微妙に違うような
(2018年8月撮影)
時期になると何処にこんなに隠れていたんだろと思う程出てくるタカサゴユリ、台湾原産、種子の発芽から半年程度で開花するそうで繁殖力が強い。オニユリなどは実生から数年かかるそうです
ラッパ状の花が横向きに咲く
真っ白な花、テッポウユリとタカサゴユリの交配種シンテッポウユリの可能性もあるがそちらは無視
6本の雄しべとそれより長い1本の雌しべ、花粉が花冠の内部に落ちていて柱頭にも付いていますが自家受粉はしないのかな
大きな柱頭は3裂、微細な突起が無数にある
柱頭は濡れているようで更に花粉が付きやすくなっているようです
柱頭のドアップばかりしているので葯もドアップ、これはもう黄な粉をまぶした安倍川餅
こちらはパン粉をつけた揚げ物、串カツですね、花粉がつくと厄介なので慎重に撮影
茎下部に線形の葉が多数つく
果実・種子(2020年12月撮影)
まだ多く残っていたタカサゴユリの果実、長いのがタカサゴユリで短いのがウバユリですがどうも逆に覚えていたみたいで翼果自体はまだ撮ってなかった
上部が裂けて種をばら撒きますがそうそう単純ではありません
下の方も裂けていますがまるで糸で紡いだように全開しません、ここから風が入って種子を吹き飛ばします、なので一度で全部バラまくことはなくこれもまだ残っています
上部は3裂、奥の方にまだ種子が見えています
翼を持った種子、大きさは7,8mm程、日に当たって輝いています
片側は多少なりとも凹んでいるように見えます、飛行機の翼のような効果もあるんでしょうか
微細な凹凸があってドアップで見ても美しい
果実・種子(2019年12月撮影)
直ぐ側にはすっかり果実になったのばかり、種子もたくさん入っていたのでちょっと揺すって種子が飛び散る様子を撮ってみました
もう1枚、多く飛び散っています、撮るタイミングが難しく実際はもっと飛び散っていました
果実・種子(2006年撮影)
横から風を入れて種を上から少しずつ散布する巧みな構造をしています
真上から見ると3室に分かれています。種がまだ少し残っていますが上の黒いのはどうやらハマヒサカキの実のようです。 こんなのが入ると重石を乗せられたようで種を散布できずユリにとってはとんだお邪魔虫

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