タカネハンショウヅルキンポウゲ科センニンソウ属 果実
(2019年11月撮影)
倒れかけた竹に巻き付いて花を咲かせていたタカネハンショウヅル、まるで竹に花が咲いているよう、これだけで何十もの花を咲かせていたけど蔓の根本をたどっていくと一株でした。この付近では蕾も付けていない貧弱なのが2株、年々減ってきているような
開き始めたばかりのようで蕾もたくさんあり暫く楽しめそうです、もう来ないけど
花は初夏に咲くケハンショウヅルとそっくりですがこちらの方が希少な分可愛い
キンポウゲ科なので外側に見えているのは萼片で花弁はない
下から見ると萼片内側の赤紫色が濃い
普通4裂ですが5裂のがありました
長い花柄を伸ばして先端に花をぶら下げる、でもこれは途中は茎かもしれない
萼片がとれて雄しべが見えているのがありました、モフモフ状態
雄しべの一部を取ってみたけど不十分で雌しべが見えてなかった、茶色い葯や花糸に毛が生えているのが分かります
(2016年10月撮影)
秋に咲くタカネハンショウヅル
この仲間で秋に咲くのはこれだけ、漢字で書くとタカネは高嶺、でも高山じゃなく標高の低い里山で生えてます。でも数は少なそうだから野草ファンにとっては高嶺の花かもね
外側のは花弁でなく萼片、ハンショウヅルより先端が強く反り返る。外側は白っぽいが内側はかなり赤く昆虫への目印になっているんでしょうか
まるで刷毛のような雄しべ、これで肌を撫でれば気持ちよさそう
花はハンショウヅル(秋吉台ではケハンショウヅル)そっくりですが花柄に小苞がないそうです。これを見ると確かになさそう
1−2回3出複葉、小葉には鋸歯がある
果実(2021年11月撮影)
この日一番の楽しみにしていたタカネハンショウヅルの果実、花が咲くのが遅く果実が成る頃はまず来ないですからね。まだ青々とした葉が残っていました、でも大半は枯れた状態でした
綿毛が開いていない果実
すっかり枯れた状態ですが綿毛が開いていません
これもかなり開いているんですが綿毛はやっと開き始めた程度、結局開いた綿毛はありませんでした
花盤に果実がついている状態、奥に黒っぽく見えているのが熟した果実のようです、あまりに状態が悪いのが多かったのでくれは腐っているのかと思ってしまった(汗)
未熟な果実、左下に伸びているのが花柱で毛が生えています
果実にも毛が密生
綿毛も撮ってみましたが広がってないのでいまいち

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