タブノキクスノキ科タブノキ属 果実・種子
虫こぶ
(2019年4月撮影)
1本木状態のタブノキ、自然樹形は卵形になるそうでそう言われればそう見えないこともない
花被片は6枚、内側の3枚のがやや大きく、内面に細毛が生える
雄しべは9本、外側に6本、内側に3本、内側の雄しべは初めて見たような気がする。その中心に白く見えているのが柱頭。周りのオレンジ色のが腺体でその内3個が仮雄しべになっている、奥の方に見えているのがそれでしょうか
腺体には柄があるがよく写ってない
(2017年4月撮影)
林道などで普通に見られるタブノキ、高木になりこれで10m以上ありますがもっと高くなるのもあるようだ
枝先から新葉と一緒に円錐花序を出す、まだ花が少なく咲き始めたばかりのようです
右は雄しべが目立ちますが左は雌しべが見えています。花被片の反り具合を見ると右側の方が先に咲いたのかな
緑色の花柱、先端に白い柱頭、周りに雄しべが寝ています
時間が経つと雄しべが立ち上がるのでしょうか、腺体も立ち上がっている
幅の狭い外花被片と広い内花被片、内花被片に沿った雄しべは1本ですが外花被片のは2本になっているのがわかります。その代わり内花被片の雄しべ基部には仮雄しべがあります。仮雄しべの間にはもう少し長い柄を持つ腺体があります
(2014年5月撮影)
新しい葉が展開すると同時に花も咲き始めるタブノキ
花自体は地味ですが構造が複雑で興味を引く
Aが雌しべの柱頭、Bが雄しべ、9本あるそうですが6本にしか見えない、よく見るとB2は2本重なってますね。右側のB2でそれが何とか分かる。Cは仮雄しべでこれはB1の基部から出ています。Dは腺体で雄しべの間から出ている、9本あるそうですが6本にしか見えない。仮雄しべと腺体はよく似ていますが先端の形がはっきり違いますね
出始めたばかりの新葉が真っ赤に染まっています
花も顔負けの真っ赤っ赤
果実(2007年6月撮影)
タブノキが赤く色づいてきています
と言っても赤くなっているのは花柄で実はまだ青い
熟すと実は黒くなるようだ
花が咲いていた割には実の数が少ない。下にそんなに落ちてないし結実率が悪いのかな
タブノキハウラウスフシ(2010年7月撮影)
葉の裏に何かがついている。枝が折れかかって葉がひっくり返っていたので気が付いた
葉軸に沿って点々と。タブノキらしいと検討をつけて検索したらタブノキハウラウスフシと判明。名前は長いけどそのまんま
もう住人は出た跡みたい
大きさは4,5mm、最初は虫の卵かとも思ったけどそれにしては大きすぎるしどうみても植物質ですね

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