ダルマギクキク科シオン属 果実・冠毛
(2020年12月撮影)
海岸の岩場に割れ目に生えていtダルマギク、草本だけど茎が木質化しています、波飛沫がかかるような場所、柔では生きてはいけない
流石に12月、花はもう終わりだろうなと思っていましたがまだ咲いているのもありました
いろんな状態の花があります、花の終わりの頃は舌状花が強く外側に反り返ってきますが散ることはないようです、筒状花もだんだん褐色になってきている
淡青紫色の花、白から青紫まで色々あります
筒状花からつき出た柱頭、シオン属らしく開かないようです
別の場所、白から青紫まで色んな色が咲いていた
これは筒状花からまだ柱頭が出ていません、咲いて間もない花のようです
舌状花の柱頭はバックリ開いています
白花もありました
5裂した筒状花から出た葯筒、中央部のはまだ花粉を押し出している
これはロゼットではなく花をつけない無花枝、まるで別の花のようです
(2016年11月撮影)
海岸に咲いていたダルマギク
もう満開状態です、こんな状態のはここだけでしたがもうあちこちでたくさん咲いていました
頭花の大きさは4cm程度、舌状花は薄青紫色、筒状花は黄色
白い花もありました
真っ白なのもありましたが僅かに色が残っているのもありました
筒状花周辺の雌しべは舌状花の雌しべ
総苞片は3列で先が尖った線形、毛が密生し腺毛が混じるので触るとベタベタします
何かの種がくっついてます、多分ハマナデシコの種
葉や茎にも毛が多くやはり腺毛が混じる
これは花を咲かせない無花枝、倒卵形匙型の葉
こんな岩場に生えてます、県の準絶滅危惧種ですが育てやすいんですかね、苗が販売されています
海をバックにパチリ
もう1枚、花はどうしても海の方を向いているので海をバックに花の正面を撮るのは難しい
(2015年11月撮影)
実質的には初めてのダルマギク、今まで5月に見たことはありますが花の盛期に見るのは初めてでした。角島で見られるのは知っていたがそれだけで行くのにはちと遠い、でもここなら毎年来れそう
中国地方〜九州の日本海沿岸の海岸岩場に生える。我が家近くの海岸にも岩場があるからそこで咲いてもおかしくないけど見かけない
波飛沫がかかるような岩場の割れ目に生えている
切り立った岩の崖面にも生えている
イワレンゲ(画面右下)とも同居。イワレンゲは崖面ばかりですがダルマギクは岩の平坦面にも咲いている
頭花は3,4cmと比較的大きい
色は青紫〜白色と色々ありそう。ここのは薄青色と白が殆どでした。同じ場所で白と青が混在しています
釣鐘型の総苞、花柄や総苞片に細かな毛が生えている
花を付けない枝(無花枝)の葉はロゼット状になる
果実・冠毛(2020年12月撮影)
もう終わりの頃のダルマギク、舌状花が強く外側に反っている、背後のはすっかり果実期になっているけどそれでも舌状花が茶色くなったまま残っている
果実期のを半分にカットしてみたらいきなり幼虫(^^;)、多分花の頃に卵を産み付けられていたんでしょうね、それにしてもこの後も幾つかカットしてみたけど幼虫がいたのはこれだけ、なんちゅう確率だ
気を取り直して冠毛が出ているのを狙います、これは冠毛が広がっているけど花柱がまだ残っている
もうすっかり果実期、それでも舌状花が枯れた状態で残っています、何か役割があるんでしょうか
これもカットしてみました、整然と並んでいます、2枚目と比較してみると幼虫は花床を食べているんでしょうか、果実そのものには食べていないかな
果実の大きさは3mm、冠毛の長さは5mm程
果実には逆向きの毛が生えています
毛が少ないのもありました
毛が殆どないのもありましたが微突起が見えています、毛が抜けた跡かそれとも腺点7日もしれない
冠毛に短い突起があるのが何とか確認できます、キク科の冠毛ではよくあるようですが顕微鏡サイズ、実際に確認できたのは初めてでした

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