ダイコンソウバラ科ダイコンソウ属 果実・種子
ロゼット
(2018年7月撮影)
朝日が当たって輝いていたダイコンソウが綺麗だったので思わずパチリ
大分マイナス補正して撮影、バラ科らしい多数の雄しべと雌しべ
横から見ると花柄が結構長い、花柄じゃなく枝分かれした茎かも
根生葉が大根の葉に似ているから大根草、でも花期の頃ではわかりにくくロゼットの頃だと納得です
別の林道、この時期あちこちで見かけます、花期も結構長い
5枚の花弁は落ちやすく揃っているのは意外と少ない、まだ咲き始めだったからよく残っていた
緑色の花柱、途中に関節があるそうだがこの頃はまだ目立ってないかな
萼片は反り返る
果実期になりつつある花、花弁は落ち雄しべも葯だけ落ちて花糸は残っています
花柱が伸びてきて関節のところでS字状に曲がる、基部の白い毛は果実に生えているようです
別の機会に撮った葉、茎葉は3裂、下の方では3深裂するが上の方は単葉になる
葉柄基部に大きな托葉、縁に長毛が生える、茎にも毛が密生
果実(2020年10月撮影)
すっかり果実になっていたダイコンソウ、でもまだ咲いている花もあって花期は結構長い
完熟状態の果実、綿毛のようなのが見えています
この綿毛は花床に生えた毛で果実とは結びついていません、風で飛ぶことはなさそう
引っ張ってみると簡単に抜けます、果実自体の大きさは3mm程、それより長い花柱が残っています
花柱先端が鈎状に曲がってくっつき虫となります、花の頃花柱の途中がS字状に曲がった不思議な構造をしていますが果実期になると納得の構造
果実には長毛が生えている、果実と言ってもほぼ果皮だけこれを剥いてもノッペラした種子が出てくるだけ
果実(2018年10月撮影)
今までダイコンソウは毎年のように花やこのような花後の様子を撮っていても果実を撮ることはなかった
せいぜい花柱の関節のドアップまで、既に未熟な果実が出来ているのにね
なのであらためて撮ってみました、まだ緑色の未熟な果実、既に関節から上部は殆ど脱落しています
これは花托に生えた毛だそうです、知らないでみるとキク科の冠毛と思うかも
褐色に熟した実がありました
先端が鈎状に曲がってくっつき虫になります、くっついているのは見たことないかな
果実本体の大きさは3,4mm、まだ長い毛が生えている、だいぶ薄っぺらです
ロゼット(2012年4月撮影)
ロゼットが大根の葉に似ているところから名付けられたダイコンソウ、前から見たかったけど撮ろうと思った頃はもう他の草と紛れて分かりにくく、漸く撮ることが出来た
確かに似ているかな

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