スズメノエンドウマメ科ソラマメ属 果実・種子
芽生え
(2019年3月撮影)
舗装の隙間に生えたスズメノエンドウ、この辺りに群生しています
去年もここで2月に咲いていたので探してみましたが花を咲かせていたのはこれだけ、蕾も幾つか見えています、他の株は蕾さえなかった
長さ3,4mm程の小さな花、一応蝶形花だけどその構造はわかりにくい
花柄や萼片に細かな葉がたくさん生えている
小葉は12−18枚、時にはカラスノエンドウと同じ場所に生えていたりしますがこちらの方がほっそりしています
先端の巻きひげは小葉が変化したのも、右端のはまだ葉ですがその左側のは対生した巻きひげになっていて葉が変化した様子が分かります、その先も更に巻きひげになっている
裏側はカラスノエンドウと違い蜜線はありません
(2017年4月撮影)
群生しているスズメノエンドウ、初心者の頃は珍しいかと思って探していましたが今は普通に見られる、時にはカラスノエンドウと同居していたりします
茎の先端に4−6個の花をつける
花は小さいしあまり開かないし(これでも開いているんでしょうけどね)撮っていてもあまり面白くありません
小葉は12−14、カラスノエンドウと比べて細く花が咲いて無くても違いは明らかです。先端に巻きひげがある
葉柄基部に托葉がある、深く切れ込むそうです
お隣さん同士が指切りげんまん
カラスノエンドウが歓迎のキッス(笑)。比較すると花の小ささが分かります
果実・種子(2019年5月撮影)
舗装の隙間に生えていたスズメノエンドウ、一つの株でもいろんな状態の果実がなっています
まだ未熟な果実、莢には毛が生えている
色づき始めた果実、花は2つで一組になって咲くので果実も2つで一組、それが2,3組ずつ付きます
熟した果実、まだ毛が生えている、種子は2個入り長さ1cm程
莢は2つに割れそれぞれが捻れて種子を出します
種子を取り出してみました、莢に収まっている状態で撮ればよかった
ほぼ真ん丸な種子、大きさは3mm程、うずら豆のような斑紋がある
芽生え(2014年1月撮影)
多少大きくなっていますがスズメノエンドウの芽生え
ここはカラスノエンドウと混生する場所だけどカラスノエンドウは基部に倒広卵形の小葉(左上)がありますがスズメノエンドウ(下側)にはないそうで区別出来そうです
これで1cm少々、やはり倒広卵形の小葉はない。もっと小さいのもあるはずだがなかなか目に入りません この場所だけの観察ですが芽生えだけ見るとスズメの方が多い。去年の観察でもスズメの方が先に早く成長し花も先に咲く。カラスはその後からわさわさ生えてきて花を咲かせます。時間的に住み分けているようだ

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