スカシタゴボウアブラナ科イヌガラシ属
(2018年4月撮影)
田起こし前の田んぼに生えていたスカシタゴボウ、この田圃はいろんな野草が生えていて楽しい。花期は4−10月と長いけど田植えの後は畦道で細々と見られる程度です
高さ5,60cmと高くなる、下の方ほど長い枝を伸ばして花を咲かせている
茎頂部の花序
4枚の花弁、6本の雄しべ、扁平な柱頭とアブラナ科らしい花、花弁は小さめ
既に子房が伸び始めているかな
長さ5−8mm程度の短角果、1.5cm以上と長いイヌガラシとの区別点です。まだ柱頭が残っていますが花柱は随分短い
下の方の葉は羽状に細かく裂けるのもイヌガラシとの区別点
ただ上の方の葉ほど裂け方は小さくなる
葉柄基部が耳状に張り出し茎を半ば抱く
(2017年4月撮影)
水がはられた田圃の脇に咲いていたスカシタゴボウ、花期は4−10月と冬以外は咲いているようです
この時期よく似たイヌガラシ、ハルザキヤマガラシも咲いています、記憶のために区別点を書いておこ。 スカシタゴボウ:長角果は5−8mmと短い、葉が深く切れ込む イヌガラシ:長角果は1.5cm以上、葉の切れ込みが少ない ハルザキヤマガラシ:長角果は3−4cmと長い、萼の先端に角状突起、上部の葉はあまり裂けない
葉が細かく裂けている
これは近くにあった、花序があまり伸びていませんがやはりスカシタゴボウだと思います
やはり葉は細かく裂けている
アブラナ科らしい花だけど十字花と言った感じはしない。萼片が赤くなっている
葉の基部が茎を抱くがこれはあまり顕著ではない

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