スベリヒユスベリヒユ科スベリヒユ属 閉鎖花
果実・種子
(2019年9月撮影)
休耕田に生えていたスベリヒユ、普通正午よりだいぶ前に花を閉じますがここは12時ころでもまだ開いていました。時間限定の花でも花期が終わる頃には開いている時間が長くなる傾向があるような
他の株も開いている花が多かった。ここは畑だったかもしれない、草茫々になってなくて個々の株が観察しやすくお気に入り
取り敢えず花のドアップ、花粉を出した雄しべや細長い柱頭が見えていますが5裂までは確認できない
これは閉じかけている花、12時頃だから流石にこれから開くことはないでしょうね
左右に見えているのが萼片で稜がある、まるで鳥の嘴のように閉じていきます。花弁が散らずに収納していくということは栄養分を再利用するんでしょうか
萼片の存在を知ってみると花の頃でも確かに写っています、今まで萼片なんて意識したことなかった
今回の目的はあるかもしれないと思っていた閉鎖花、これは蕾か花後か閉鎖花か
萼片を撮ってみると黄色い花弁が残っていました、花後のようです
更に小さいのを開いてみましたがオレンジ色が残っている、これも花弁の跡なんだろうな。結局閉鎖花見つからず。本来の花期とは違った時期につけるのなら他の季節でも探してみなくては
(2018年8月撮影)
道端などで普通に見られるスベリヒユ、これは盛大に花を咲かせていた、近くにも多くあったけど全く花を咲かせていないのもあった
根本を見たらこれで一株でした、赤褐色の太い茎、食べられるそうだけど食べてみようとも思わないな
茎頂に数個の花をつける
午前中に開くので朝早く来てみました、右のはほぼ開いているけど左のはまだ途中、昼前には閉じる、多分もっと早く閉じる、しかも閉じた後がまるで蕾のように固く閉じるので午後見ても咲いていた様子が分かりません
ほぼ黄色の花、雌しべがややオレンジがかっている、柱頭は5裂、雄しべは十数本、花弁先端がやや窪んでいる
左上のは多分花後だと思うけど左下のは蕾かな、区別がつきません。萎んだ花があれば開花したんだなとわかるけどこれは現物を見る必要がある
丸い魚卵のような花粉
葉は厚く表から見ても殆ど葉脈が分かりませんが裏から透かしてみると葉脈の様子が分かります。これは偶々写っていた
閉鎖花(2023年8月撮影)
前回花を撮った近くで全く花を咲かせていないのがあったのには気がついていましたがその後スベリヒユには開放花だけを咲かせるタイプと閉鎖花だけ咲かせるタイプがあるのを知ってもう一度撮りに行ってみました
これが閉鎖花でしょうか、茎頂部にもうたくさんつけています、前回来た時はこんなのは全く見かけなかったからその後10日の間に出来たんでしょうか
以前ならこう言うのを見ても蕾か花後かと思っていたでしょうね、カットしておけばよかったと後日もう一度来てみたらすっかり刈り取られていた
果実が出来種子も見えています、開放花と閉鎖花では種子の大きさが違うの種がありますがこれはどうなんでしょう
果実・種子(2016年10月撮影)
果実を付けたスベリヒユ、多分秋でなくても見られる
蓋の付いた蓋果、カップ部分は合着した萼、蓋の部分も萼
小さな種子がいっぱい、蓋がなくなった後でも結構残ってます
種子がなくなった後に残るのは種柄だとか、これで繋げて一度に飛び散らないようにしているんでしょうか
種子は30個以上入っていたもよう
大きさは1mm弱、表面に微細な突起があります。球形でなく蝸牛のような形をしている

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