ソヨゴモチノキ科モチノキ属 果実・種子
雄株(2018年6月撮影)
そうだここにもあったんだと来てから気がつくソヨゴ、去年のやや黒っぽい葉と今年の若々しい葉の違いが分かります。常緑だけど葉の寿命はそんなに長くはないでしょうね
本年枝の葉腋から散形状に花を付ける、雌雄異株でこれは雄株、花の数は3−8個
花弁は4,5枚、約から花粉を出している
雄花だけど雌しべの痕跡も残っているようです。花弁の反り具合からこれは前の写真のより後の状態のようです、花粉も出終わっているようだ。この木は樹高2mに満たない小さな木、すぐ側に2mくらいの木があるのですが全く花を咲かせていない。ひょっとしたら雌株である程度大きくならないと花を咲かせないんでしょうか
雌株
別の場所で雌株を撮ってきました、これは樹高が4,5mあります。雄花に比べて長い花柄、普通花序に花はは1つだけ
灯台下暗し、下にも花が咲いていた、危うく前の花を引き下げるとこだった
雌花ですが退化した雄しべも残っています
こちらは花弁が4枚、蜜が溜まっているのが見えます
花弁が6枚のもありました
花柱は殆どなく子房の上に柱頭が乗っかっていてまるで重ね餅
蟻がやってきて蜜を舐めています、花にとってはまず蜜泥棒だろうな
葉は互生で卵状楕円形、先は尖
雄株(2015年6月撮影)
こちらは雄花、雌花に比べて花柄が短く節もありません、先端に数個の花をつける
雄花の花弁は3,4枚、これは3枚ばかりですね
雌花の花弁がほぼ平開するのに対してこちらは湾曲、雌しべの柱頭も残っているようだ
雌株
毎年ここで撮っているソヨゴ、他の場所で見つけたいけど今の所ここだけ、雌雄も揃っていて撮りやすいしな。 葉腋から長い花柄を伸ばして咲いている雌花
雌花は花を一つだけつける、それにしても花柄が長いな。途中の節のようなのは苞葉がついていた跡
雌花だけど雄しべも残っています、これは花弁が4枚
こちらは花弁が5枚、普通雌花は4−5枚。花弁の基部が濡れているように見えるのは蜜のようです
子房と雌しべの柱頭が重ね餅のよう
果実・種子(2016年10月撮影)
赤い果実をつけたソヨゴ
長い果柄が特徴、これで5cmくらいありました
断面は円形ではなく5角形に近い、多分これは種子が5個
虫が侵入しているのもありました
2つにカットしてみました、果肉は少なく種子がかなりの部分を占めているようです
種子が5個入っていました
侵入した虫が種子にも穴を開けています、こちらの方が栄養は多いだろうしね
種子の長さは4mm程、平滑ですが疎らに毛が生えているようです

inserted by FC2 system