シュウメイギクキンポウゲ科イチリンソウ属 果実・種子
(2016年10月撮影)
やっと咲き始めたシュウメイギク、民家近くの植えられていると思われるのはもっと早く咲いていますが野生のは大分遅いですね、ここのが純粋に野生かどうかは分かりませんが
咲いている様子は菊のイメージですがキク科ではなくイチリンソウ属
石灰岩を背景に、と言ってもここは麓ですが
赤紫色の花、これは花弁ではなく萼片、今は改良されて白い色や弁数の少ないのもありますがこの色や多弁の様子が本来の姿のようです
中央に多数の雌しべが半球状になりその周りに多数の雄しべ
雄しべの一部が弁化しているようです
一番外側は緑色で萼片らしい色、全て萼片ですが
3出複葉の葉
(2013年10月撮影)
去年と同じ場所のシュウメイギク
株は幾つかあったが花が咲いていたのは一輪だけ
あまり大きな花が咲くような場所ではないので目立つし雰囲気もいいんだけどな
こちらは別の場所、沢山咲いていた
品種改良で白花や花びらの少ない種類があるがこれが本来の姿かな
キクと名が付いているがキンポウゲ科、だけどキクと名付けられてもおかしくない姿
キンポウゲ科なので花弁のように見えるのは萼片
雌しべを取り囲む多数の雄しべ、この姿もキク科とは違います
果実・種子(2020年12月撮影)
茎の先端に5,6mm程度の果実、花の時の球状の雌しべがそのまま果実になった感じです
雄しべの跡が残っていました、結実率はいいようで大半の株で果実がなっていました
割いてみるとフェルトのような感触、綿のようなのが詰まっています。まるで手応えがなく幾つも割いて見ましたが同様で不稔かなと思ってしまいました、これが大失敗
帰ってから調べてみると細かな種子が入っているようです、今シーズンの課題となりました

inserted by FC2 system