ショウジョウバカマシュロソウ科ショウジョウバカマ属 芽生え
果実・種子
(2024年4月撮影)
この日の目標の一つショウジョウバカマ、無事見つけることができました
この辺りに何十株と咲いていました
ショウジョウバカマは薄紫の印象がありましたがここのは赤褐色のばかりだった
ツクシショウジョウバカマも期待したけど花被片基部が膨らんでいるのでツクシではないようです、ツクシは白っぽい花が多く基部は膨らまない
これも基部が膨らんでいるかな、この特徴は撮影時は知ってなかったのでその部分を意識して撮ってなかった(汗)
雌しべが伸びた雌性期の花、どれもこの状態でした
赤い花柱、先端に向かって広がるように大きくなっている、柱頭は3裂
光を透かしてみる、もう雄しべの葯は落ちているのが多い
果実期の花、大分膨らんでいます
根生葉の様子、左上のが今年出てきた葉でしょうか
(2018年4月撮影)
薄暗い林内に咲いていたショウジョウバカマ、普通林内でも多少は日が当たる場所に生えていますがここはこの時期殆ど日が当たらないような場所でした
こちらは根生葉がまるで食いちぎられたように無くなっています
こちらも同様、こういうのは時々見かけますが何者かが食べているんでしょうか、それとも自切するのかなこちらは根生葉がまるで食いちぎられたように無くなっています
茎の先端に総状花序をつける、ほぼ1方向に向く、ここは急斜面で下方を向いていました、場所がわかっているのかな
やはり日が当たっているのを撮るのは気持ちがいい
雌性先熟で雌しべが花被片から突き出ている、花柱が太く基部に子房が見えている
雌性先熟で雌しべが花被片から突き出ている、花柱が太く基部に子房が見えている
柱頭は細かな凹凸がある、3裂しているようでそれに対応して子房も3室になっている
茎には鱗片葉
ここはそろそろ終わりの頃のようでした、花序がやや長くなっているような
(2014年4月撮影)
スプリングエフェメラルの代表の一つショウジョウバカマ
日差しが差し込む林床に咲いている、好きな風景
もっと他のスプリングエフェメラルが咲いてもよさそうだけどここではスギナやコバノギボウシの葉ばかり、花はショウジョウバカマだけ
花が密集するから一輪だけ切り出しにくいけどちょうど上向きに一つだけ咲いていた、構造がよく分かる
かってはユリ科でしたが最新の分類ではシュロソウ科に分類されている
芽生え(2016年3月撮影)
すっかり白くなったショウジョウバカマの根生葉、もう枯れてから随分経つだろうにまだ形を残している
中央から新しい葉が出てきています
緑色の薔薇、まさしくロゼットですね
まだ巻物のように巻き付いていますが伸びるに連れて解けてきて地面に広がり根生葉らしくなってきます
小さな芽生え、と言うより葉の数が少ないような
中央部に出始めたばかりの芽生え、撮影時には気がついてなかった
果実・種子(2018年6月撮影)
果皮がすっかり開いて空っぽになったショウジョウバカマ、周りの緑色のは萼片のようです
まだ種子が残っているのもありました
でも最初はこれが種子とは思わず、枯れた植物の部位が溜まっているのかと思った(汗)
バラまいてみました、茶色い部分が種子で両端の白い部分が付属体、翼のような効果を出すんでしょうか
長さは6mm程度、種子本体は2mm程度です。付属体の先端片側は丸くなっていますがそれが胎座に付いていた部分のようです

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