シロバナタンポポキク科タンポポ属 変種
果実・種子
(2013年11月撮影)
もう咲いていたシロバナタンポポ、真冬でも咲くことがあるから特におかしくはないけど
稲刈りの終わった跡の田圃で見かけた様子はとても新鮮だった
セイヨウタンポポは寒いときは茎を伸ばさず地面にくっつくように咲いていますがこちらは何時でも首を伸ばしている
総苞外片はセイヨウタンポポと同じで反り返る
この辺りはセイヨウタンポポも多く咲いていたけどその中にシロバナタンポポも僅かに咲いていた
この日見つけたキチジョウソウよりも綺麗だなと思った
(2012年4月撮影)
白いシロバナタンポポ、最初はフランスギクか何かかと思ったけどどう見てもタンポポ
シロバナタンポポと言っても普通中心部は黄色ですがこれは舌状花の基部が僅かに黄色味を帯びている程度。舌状花自体も少なめ
中央部はまだ開いていない集葯雄蕊でしょうか
こちらは中央の集葯雄蕊は小さめだけどその分舌状花が多い感じ
総苞片に比して総苞外片が長くひょっとしてキビシロタンポポとかケイリンシロタンポポとか淡い期待をしたけど
30分ほど経ってから又見てみると花が閉じていました。この後雨がポツポツ降ってきて閉じたのかな、天気予報の代わりになるかも(笑)。この状態で見ると総苞外片は1/2くらいでやはり普通のシロバナタンポポのようです
変種(2007年3月撮影)
一見何の変哲もないシロバナタンポポだけどよく見ると一輪おかしいのがある
あれー、白と黄色の二色に分かれているじゃないか。なんじゃ、こりゃ
シロバナタンポポも中央部は黄色でこれもその傾向があるけど周りの舌状花ははっきり白と黄色に分かれてますね
総包片は反り返って折らずニホンタンポポの系統のようだけど、黄色いタンポポとの雑種なのかな。雑種としてもこんな色違いになるのかな
果実(2022年1月撮影)
花と果実が同居していたシロバナタンポポ、右側の花の時期は直立、これは茎が伸びていません、左は花後、茎が倒れますが果実期になると茎が伸びて花の時より高く伸びていきます
果実が半分取れていたので撮ってみました、けっして私がしたわけではない
花床に果実がついていた跡のブツブツ、粃の果実も見られます
長い柄を持つ綿毛、キク科と言えば冠毛ですが長い柄を持つのは少数派
冠毛を正面から、直線的で固そう
まるで鎧を纏ったような果実
果実(2019年1月撮影)
まん丸い綿毛となったシロバナタンポポ、春だとセイヨウタンポポとの区別が難しいですがこの時期なら間違いなし
数あるキク科の綿毛の中でもタンポポのは格別ですね、適度に透けて内側の痩果が見えているのも好印象
果実のつき具合を見る為半分ほど取り除いてみました、冠毛に長い柄があるのがタンポポの特徴、一部白い秕も見えていますが結実率はよさそう
柄が長いので摘んで冠毛を撮るのもやりやすい

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