シラヤマギクキク科シオン属 果実・冠毛
草紅葉
虫こぶ
(2023年10月撮影)
シラヤマギクの大株があったので思わず撮影、これで高さ1.5mくらいありました
沢山の花を多くつけています、シラヤマギクは舌状花が細いイメージが有りましたがここのはわりと太い
舌状花の向きもバラバラなイメージでしたがこれはほぼ均一に並んでいます、これはなかなかきれい
総苞は太めの円筒形
すぐそばにあったこれ、別の野菊かと思ったけどやはりこれもシラヤマギクのようです
総苞は細めの円筒形
ダイモンジソウならぬ大文字菊
(2020年10月撮影)
台地上で主に見られるノギクはシラヤマギクとヤマジノギク、どちらも多く見られます
シラヤマギクは頭花の数が少ないことが多い、これなんかまだ多いほうです
これはシロヨメナと間違えそうなくらい多くつけていますがシロヨメナは台地上ではまず見かけません
更に多くの花をつけていたのがありました、こんなに多くつけているのは初めてかな、地味なシラヤマギクですがこれは流石に華やかです
舌状花の数が少ないので一層地味
筒状花は最初は黄色く時間が経つと淡褐色になってきます
筒状花から出た葯筒と2裂した柱頭、9時ころの撮影ですがまだ朝露がタップリ
筒状花から出た柱頭は指を摘んだような形で開きませんが舌状花の柱頭(画面手前)はしっかり開いています
総苞はやや太く短めの円筒形、こちらでも舌状花の開いた柱頭がわかります
(2015年8月撮影)
まだまだ暑い日が続きますが秋を思わせる花もだんだん咲き始めています。シラヤマギクもその一つ、ノギクの中では数も多く一番普通に見られるし花期も長い
あまり綺麗とは思わないのですがこれはなかなか綺麗に咲いていました
舌状花が5枚とノギクとしては少なく落ちていることも多いですがこれは咲き始めたばかりかどれも揃っている
中央の筒状花から雌しべが出始めていますが柱頭がクルッとなることはないですね
上部の葉は葉柄が短く鋸歯もない
下部の葉は葉柄が長くはっきりした鋸歯がある。一つの株でも大きく違うのも区別をややこしくしている
果実・冠毛(2020年12月撮影)
まだ咲いていたシラヤマギク、舌状花が残っていたので何とかシラヤマギクとわかりました、例によって後ピン
舌状花が散って筒状花の冠毛が見えています
筒状花も萎れ冠毛が大分伸びてきました
冠毛が開いてきましたがまだ筒状花が残っています
冠毛は真っ直ぐでなく中間あたりで強く屈曲があるようです
筒状花の様子、花弁が強くカールしている、花の時期はなかなかこのような姿は見られません
冠毛の様子、やはり中間あたりで屈曲しています
片側がやや太い紡錘形の果実、大きさ3mm程で縦筋が入っている、冠毛はこれよりやや長い
冠毛(2017年11月撮影)
あんなにたくさん咲いていたシラヤマギクはもう殆ど残っていなかった
淡褐色の長冠毛
舌状花と筒状花の冠毛は特に違いはないようです
紅葉(2023年10月撮影)
シラヤマギクも紅葉
紅葉と言うよりはかなり黒っぽい
光に透かしてみるとだいぶ赤みがあります
虫こぶ(2020年10月撮影)
シラヤマギクを撮っていて奇妙なものに気が付きました、どう見ても虫こぶです、大きさは多少違いますが5mm前後
撮影時点で調べた時は見当たらず虫こぶの命名方からシラヤマギクハナフクレフシとしましたがこの記事を書くために改めて検索してみると出てくることは出てきましたが微妙に形が違うような
まるでこぶとり爺さんのコブ(笑)、一つの筒状花が肥大化しているようです
カットしてみました
まるで玉ねぎ、先端に突き出ているのは花柱でしょうか、膨らみの中にもあります、黄色いのはこの虫こぶの原因となった幼虫、他の画像を見てみると動いています
幼虫ドアップ、いかにもイモムシらしい姿、今までシラヤマギクはよく見てきましたが虫こぶを見たのは初めてでした

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