シランラン科シラン属 白花
果実・種子
(2022年5月撮影)
道路脇の斜面に咲いていたシラン、何ヶ所かで見かけました
国でも福岡県でも準絶滅危惧種に指定されています、しかし栽培は容易で家庭で植えられているのもよく見かけるしなんで野生のが絶滅危惧種になるんでしょうか、植物自体より環境が問題なのかな
側萼片や背萼片は同大同色、側花弁は同色だがやや大きい、これで派手な唇弁がなければラン科には見えない
色が薄いのもありました
ど派手な唇弁、目の粗い大根おろし鬼おろしのようだ
唇弁下部の即裂片が大きく蕊柱を隠している
正面から見ると大きな蕊柱が見えています
横から見ると一層大きく見える、その下部に赤っぽく見えているのが花粉塊でしょうか
(2013年5月撮影)
台地上に咲くシラン、純粋の野生かどうかは分からないけど人の手がかかってないのは確か
ラン科としては種子の発芽が容易で栽培種が逸出することもよくあるそうだ
日当たりがいいせいか鮮やかな色が目に染みる
当然のごとく青空バック
秋吉台の広大な風景をバックに
(2010年6月撮影)
植えられているのは幾らでも見られるけど野生種は準絶滅危惧種とか。これはどうなんだろう、一応近くに民家はないけど道路脇だしな
日本や韓国中国原産の蘭
何となくこれは蘭という気がしなかったけど
こうやって唇弁を見るとやはり蘭だな
白花(2014年5月撮影)
台地上のシラン(白花)群生地
そろそろ終わりのようで花の数も少なかった
色も若干ピンク色が残っています、それはそれで綺麗
唇弁や蕊柱を見るとラン科ですね、あたりまえだけど。ランとついているけどラン科でない花も多いからな、そもそもシランを見てもすぐラン科だとは連想しない
恒例青空バック
果実・種子(2023年9月撮影)
シランの果実も撮ってみました、これは9月初めの撮影
赤くなっていますがラン科の果実としてはまだ未熟な状態
まだ長い花柱が残っている、果実は稜があり窪みの部分から裂けてくる
割ってみましたがまだかなり固かった
日が当たっていると白飛びするので陰にして撮影、まるでイチジクの花の内部を思わせます
中央の膨らみが種子本体、両側に翼がある、熟すると水分が抜けてもっと小さくなるんでしょうね

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