セイタカハハコグサキク科ハハコグサ属 芽生え
(2020年3月撮影)
去年この空き地で群生していたのを見つけたセイタカハハコグサ、今年は更に多く生えていた、もう2月頃から咲いていました
これで高さ30cm程、ここは3,4年前建物が解体され空き地になりましたがまだ土が露出しているのが多く色んな野草が生えています
根本から分岐斜上して先端を直立させる
茎の上部でも枝分かれしている、ハハコグサはあまりこんなことはないような
頭花は赤褐色、花序全体のイメージといいやはりハハコグサとは随分違います
キク科なので頭花の中央部は両性花、周辺部は雌性花、右側の頭花で2裂した柱頭がよく分かる、毛のようにみえているのは冠毛でしょうか
(2019年2月撮影)
溜池の堤に生えていたこれ、この辺りに点々と十数株生えていた
ハハコグサにしては咲くのが早すぎるし色も違う、チチコグサともイメージが違うしセイタカハハコグサかな
色が赤茶っぽい、ハハコグサは黄色、チチコグサの花序はこんなに横方向には伸びません
花の中央部に筒状の両性花、窪んでいる辺りがそうでしょうか、周囲には多数の雌花がつく
キク科らしい2裂した柱頭が出ています
線形〜匙状の葉、基部が半ば茎を抱く、ハハコグサは抱かない、チチコグサはもっと緑色が濃いかな
茎や葉の裏は白い細毛に覆われている
(2018年6月撮影)
同じ空き地に他に何かないかと探したらこれが目に入りました、頭花が黄色でないのでハハコグサではなく外来種のセイタカハハコグサのようです、これで草丈30cm程。去年近所でポツンと咲いているのを見つけ周りに全く見つからなかったのですがこんな場所から来ていたのかも
普通は基部で枝分かれして斜上直立するそうですがこれは一本立ちのばかりでした
茎の頂部で何本かに枝分かれしそれぞれに頭花をつけます
普通黄褐色の花だそうですがこれは随分赤っぽかった、かといってウスベニチチコグサではありません
総苞は円筒形〜卵形、外総包片は透明、なので内側の緑色が見えています。中央のは果実期になってきているようで全体が膨れてきている
冠毛を持った果実が出始めています、画面一番下に広がった総包片が見えている
葉は線形〜匙型、全体が綿毛に覆われている、基部は半ば茎を抱いている
芽生え(2020年3月撮影)
去年この空き地に群生していたセイタカハハコグサ、小砂利が敷かれて芽生えが確認しやすかったので探してみました
小砂利の大きさは3,4mm程度、芽生えの大きさを想像してみてください
本葉にはもう綿毛が生えています、子葉は見当たらないかな
これで最小クラス、5mmもなかったような、やはり子葉が見当たらない
これも同じくらいの大きさ、重なっているのはカタバミ、これも芽生えを探しているけど小さい内から既に3小葉になっている
たくさんの芽生えがあったけどこの後この空き地には建物が建てられアスファルト舗装されて全てが生き埋めになりました

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