サワトウガラシオオバコ科サワトウガラシ属 草紅葉
(2021年7月撮影)
別の場所、溜池脇に咲いていた青い花、アブノメかと思いましたが帰ってから調べてみるとサワトウガラシでした
周りに生えているのはイネ科やカヤツリグサ科の植物、背が高いけどここで花を咲かせているのはこれだけだったので結構目立ちました
名前のよく似たのにアゼトウガラシがありますが科は全く違います
2唇形の花、下唇は3裂だそうなので左右のも下唇、中央裂片が大きい、上唇には筋状の斑紋がある
萼片や花筒、茎に腺毛が多い、アブノメはこれ程多くはない
腺毛拡大、下唇中央裂片が随分突き出ている
更に拡大、腺毛らしい腺毛
葉は対生、上下で90°ずつずれている、先端が尖っているがアブノメは鋭頭
下部の葉腋に閉鎖花をつけるそうですが見当たりませんでした、葉が出ているのは全てアゼトウガラシ、かなり多く生えているようでこれからまだまだ花を咲かせそうです
(2020年8月撮影)
例の休耕田、コナギを探していて見慣れぬ花を見つけました、初めはアブノメかと思ったけど
花はそれより大きいし葉も大分違います、これはずっと探していたサワトウガラシだと直感しました。秋吉台日記では12,13年に一度づつ記録があるだけでそれ以降確認されてない花です。私も2,3年探していたけど全く見つからず近頃は諦めていました、こんなとこで見つかるとはね、この休耕田最高(笑)
名前はアゼトウガラシに似ていますが全くの別種、属は違いますがアブノメの仲間です
青紫色の花、花冠は浅く5裂、何故か花の正面を撮ってない(汗)、花が咲いていたのはこれ一つだけ、奥の方を向いていたので体の移動が面倒だったかな
ほんといい色合いです、萼片に繊毛が生えている
葉は対生し線状披針形、下の方に閉鎖花をつけるそうで葉腋に小さく見えているのがそれでしょうか
中央の太いのが茎、葉腋から伸びているのが花をつける枝、どちらも腺毛が生えています
紅葉(2023年11月撮影)
ため池が干上がって露出した地面に草紅葉が一面に広がっていた、どうやらサワトウガラシのようです
ここにサワトウガラシが多いのは知っていたけどこんなに多かったのか、もう一面に広がっていました、白く見えている花はヒロハホウキギク
木陰になっている部分に木漏れ日が当たっていて一層綺麗でした
もう全草真っ赤っ赤
まるで赤いヒジキ、葉が線形だしサワトウガラシで問題なさそうです

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