サワハコベナデシコ科ハコベ属 変異
(2018年5月撮影)
ここ数年サワハコベは同じ場所で撮っているので別の場所で探してみました。ここは以前も見たはずと思って来てみたらやはり咲いていた
時折日が差すような場所、これで草丈10cm程、葉の表面に毛が散生しているのが見える
葉は対生し三角状卵形、上部葉腋から柄を出して花を付ける
花の大きさは1cm程、先端が浅裂している、雄しべ10本、柱頭は3つ
これはまだ葯が未熟な状態、1本で花粉が出始めている。この時日がさして鮮明に撮れた
花柄や萼片には毛が生えていない
ここは初めてだったかな、でも環境的に生えていそうなので来てみたら僅かですが生えていました
何故かホワイトバランスが狂っていて全体が黄色っぽくなっている、ここも花弁先端は浅裂
柱頭が3裂しているのがよくわかります、花糸基部に毛が生えている
大きさを測ってみました、1cm程
ここは初めての場所、ミヤマハコベの近くで咲いていた、ミヤマを見た直後だったので花が随分小さく感じられサワハコベかなと思いました
ここの花弁は中裂
萼片に毛が生えているけどミヤマハコベ程ではない、花柄は無毛、何事にも例外はあるだろうということでサワハコベとしました
(2015年5月撮影)
湿っぽい林内にホソボソ生えているサワハコベ、木漏れ日が当たっているので明るいですが殆ど日はあたりません
普通花弁は浅〜中裂しますがここのは僅かに凹んでいる程度。雄しべは10本あるがそれより少ないことも多い。分かりにくいですが花柱も3本見えてます
花弁と萼片はほぼ同長、基部に毛が生えています
葉は対生で三角状卵形
表面に毛が生えているが結構ごっつい
こちらは後日別の場所、似たような環境ですがまず日は当たりません。茎は地を這い上部が斜上して花を咲かせます
こちらの花弁は中裂
大きさは1cmくらい、ハコベ属の中では大きい
(2012年5月撮影)
秋吉台では初めてのサワハコベ、苔むした岩の上に咲いていた
割と長い茎を伸ばして花を咲かせている
ハコベらしく3本の柱頭に雄しべが5本。ミミナグサみたいに花弁の先端が半ば裂けるのが特徴、同じような環境に生えるミヤマハコベは深裂する
上から見ると楚々とした花ですが横から見るとぼってり雄しべもゴチャゴチャしている
周りの岩にもたくさん咲いていました。コケを土代わりにしているんでしょうか
変異(2010年6月撮影)
咲き残ったハコベかと思ったけどよく見ると花弁がない。ヤマハコベの一品種で花弁がないのをアオハコベというそうだがヤマハコベは葉柄がないそうでこれはどうみても葉柄がある
よく見ると短い花弁が残っています
更に拡大すると花弁の裂け目が基部まで達していない。するとミヤマハコベではなくサワハコベかな
念のため更に2枚アップ。花ばかり撮ってて他の部分を全く撮ってなかった
やはりサワハコベのようでしたのでタイトルをアオハコベからサワハコベに変更

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