サワギキョウキキョウ科ミゾカクシ属 果実・種子
(2022年8月撮影)
これも植栽のサワギキョウ、聞いた話によると平尾台でも咲いているとか、福岡県絶滅危惧U類に指定
上唇は2深裂、下唇は3中裂する、ミゾカクシに似ていますが間違えることはないでしょう
これは上唇が随分立ち上がっています、この方が上唇らしい、各裂片縁には目立つ毛が生えている
長いのは花冠の一部なんでしょうか、その先端から出ている黒っぽいのが合着した葯、先端の毛は雌しべではありません
雄性先熟、後から雌しべが出てきます
柱頭に微突起があり2裂しているのが分かる、基部にはばらばらになった葯が残る
葉は螺旋状に互生する、披針形で細かな鋸歯がある
後日野生のを見つけました、近寄れないので望遠で撮影
下の方はもう萎れています、前回来た時既に咲いていたかも。前回の時は平尾台にサワギキョウがあるのを知らなかった、やはり存在を知っているのと知らないのとでは同じ探すでも目への入り方が違います
(2010年9月撮影)
前から見たかったサワギキョウ、割と多く咲いていた
真上から。これは背が低いですが1m以上あるのもありました
色も大きさも全く違いますがミゾカクシそっくり。同属だから当然と言えば当然ですが
キキョウ科らしい青紫色。やはり尾羽ねを広げた鳥のように見える
柱頭の先端から雌しべが突き出ているのが分かるでしょうか
こちらは雄しべなのかな
(2023年11月撮影)
この日一番見たかったサワギキョウの果実、今年は株が少なかったし殆ど倒れていたけど1株だけ斜めになりながらでもなんとか立っていました
茎先端のはまだ白く未熟な状態
下の方は十分熟している、萼片の跡が残っている
茎は斜めになっても果実は上向き、こういうのはまず風散布
上部が開いてここから種子が飛び出るようです
空っぽかと思いましたがまだ多少残っていました
翼のある果実、発達具合は様々、翼がないのもありますが多分粃
種子の長さは2mm程、片側に翼があり艶がある

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