サワギクキク科サワギク属 果実
(2017年5月撮影)
秋吉台では初めてのサワギク、それは当然で今年秋吉台の花に仲間入りしたばかり。初心者の頃県内の山で一度だけ見たことがありますが場所はすっかり忘れてる
これで高さ1m程度だったでしょうか、それにしても何で突然出てきた、周りを探してもなくこれ一株だけでした
頂部に散房状に多数の頭花をつける
周りに花が全くない状態で木漏れ日が当たって輝いていました
花の大きさは1cm程度、舌状花もそれ程多くなく可愛さが増している
総苞は筒状、葯筒から2裂した柱頭が出ています。沢に咲くから沢菊だけど別名ボロギク、綿毛がボロのように見えるそうだけどこれはちと可哀そう
羽状に深裂した葉
前回一株だけ咲いていたサワギク、流石に一株が突然出現するのはおかしいだろうと思って付近を探してみたらやはりありました、でもこれはまだ序の口
更に探すと群生状態のがありました
斜面の藪の中にも林立
この一体に何十株とありました、ずっと咲き続けていたようです
でもこんなに群生してたのに誰も気が付かなかったのが不思議、地元の人は来ていたんでしょうけどね
(2021年6月撮影)
綿毛をつけ始めていたサワギク、花序中央の花が真っ先に咲くので綿毛になっていますが周辺部は遅れて咲くのでまだ舌状花が残っています
こちらは周辺のも綿毛になりはじめています、別名ボロギクはこのような状態のを言うんでしょうか、綿毛は白くてきれいなんですけどね
タンポポのようなきれいな球状にはならないようです
こちらは花柱がまだ残っています
これは真っ先に咲いた中央の花、果実は飛んでいき花床だけが残っています
これは舌状花や筒状花がまだ残っていますが冠毛が伸び始めています
蜘蛛の巣に引っかかった冠毛
痩果の長さは2mm弱、縦溝が走っています、痩果に比べて冠毛が随分長い
もう花は終わっているだろうにアリが来ていました、まだ蜜が残っていたんでしょうか

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