サツマイナモリアカネ科サツマイナモリ属 果実・種子
(2019年4月撮影)
この辺りに大群生しているサツマイナモリ
ベタッと一面に咲くのではなくブロックのように一まとまりになったのが幾つも咲いています
前年11月下旬頃から咲き始めますがやはり今頃が一番の盛期でしょうか
茎の先の集散花序をつける、漏斗形で横向き、一つ上向きのがありますがあれは花冠が丸ごと落ちたためです
真っ白な花で花冠は5裂、雄しべが見えている短花柱
花冠に毛が生えていますが腺毛のようです
雄しべをドアップしても雌しべらしいのは見えず
花をカットしてみました
横から見ると2裂した柱頭が見えています
花冠を取り除くとその様子がハッキリ、長花柱花の雌しべより柱頭が長く色は白のままかな。基部には子房も見えています
こちらは長花柱花
2裂した柱頭がうっすらピンク色で真っ白な花弁に映えています、色が薄いこの程度がどぎつくなくていい
奥を覗くと雄しべの黒い葯が見えています
こちらもカット、確かに短い雄しべがあります
(2018年4月撮影)
大群生していたサツマイナモリ、この辺りに同様のが幾つもありました。最初見た時サツマイナモリとは思わず何の花だと思いましたよ
秋吉台で確認しているのは3ヶ所、その内一ヶ所は見られないし一ヶ所は行きづらい場所なので毎年ここで確認していましたが今までは細々と咲いている状態、こんなに大群生していたとはね、最盛期に来てなかったんだな
茎を持ち上げて花を咲かせます
集散花序、ほぼ同じ方向に向いている
黒い雄しべの葯が見えている短花柱花
こちらは長花柱花、2裂したピンク色の柱頭が艶めかしい、こちらの方が少ないような気がします
長花柱花と言うなら短い雄しべがあってもおかしくないけど見当たりませんね、今度分解してみよう
花冠に生えた突起のような毛
花序には線形の苞と小苞がある
葉は卵形〜長楕円状披針形、側脈部分が少し窪んでいる
果実・種子(2017年6月撮影)

inserted by FC2 system