ササバランラン科クモキリソウ属 果実・種子
(2018年7月撮影)
クモキリソウ属第3弾ササバラン、クモキリソウやコクランと違いこちらは台地上の日当たりの良い草原に生えてきます
赤褐色の花はコクランとクモキリソウの中間
花自体はどれもよく似ています
赤褐色の唇弁の下側に見えているのが側萼片、こうやって3種を比較してみると側萼片の形がだいぶ違うのが分かりました
頭だけの馬のおもちゃがありますがまるでそれに乗った子供のよう
下の方の花は全体が随分赤っぽくなっていました、下の方から咲いてくるから時間変化でしょうか
この辺りに10株以上生えていました。クモキリソウと違い毎年同じ場所に出てきますが以前見つけていた場所で見られなくなっている所も多くあり減ってきているようです。県の絶滅危惧IA類に指定されています。県内では1ヶ所だけだそうなので秋吉台だけでしょう
これは色がだいぶ薄い
笹の葉に似ているから笹葉蘭でしょうがすぐ下に笹の葉が見えていますが似ているとは思えない。コクランやクモキリソウの葉とも違います
(2013年7月撮影)
この日の主目標ササバラン、これは初めて見つけた場所、少し数が減っている感じだったがまだ何株も生えていました
2週間前来たときはまだ蕾だったけどちょうどいい具合に咲いていました
ここは去年見つけた場所、でも往路では見逃し復路でみっけ
こちらは今年初めて見つけた場所、でも前の2カ所とは同じ山道コース
伸び始めた笹藪からはそれ程突きでないので近くまで来てみないと分かりませんね
こちらは別の山道コース、県の絶滅危惧種絶滅危惧IA類ですがクモキリソウやコクランに比べると探しやすいような気がします
他の2種と比べて明るい場所に咲くから撮りやすい。蚊に悩まされることもないし
クルッと丸まっているのが側萼片、これが他の2種とちょっと違います
下の花ほど色が濃くチョコレート色になっている、日焼けしたわけじゃないけど
背後から、これまた変わった雰囲気
後ろ足で立ったカマキリだ(笑)
(2011年7月撮影)
初めて見つけたササバラン、ここに5株ほど写ってます。この日は他での一カ所4,5株ほどみっけ
一番高いので30cmくらいだったでしょうか
笹の葉に似ているから笹葉蘭、周りに笹の葉が写っているけど似ているかな
仲間のコクランに似た花
コクランは薄暗い林の中で露出が難しいし藪蚊もいるけどこちらは日当たりのよい場所で撮りやすい
蕊柱の上の葯の中に黄色い花粉塊が見えている
蕊柱まで赤っぽくなっている
かなり色の薄いのもありました。茎の先端だけどこれから赤茶色になってくるのかな
台上は日影もなく猛烈な熱さ、引き返そうかなと思った矢先の発見でした。実はこの日一応ササバランも探すつもりだったけどそこは県の絶滅危惧IA類、そんなに簡単に見つかるとは思ってもなかったから最初は色の薄いコクランだと思ってしまった
果実(2012年7月撮影)
昨年の果実が残っていた、種子は飛んで空っぽ

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