サイハイランラン科サイハイラン属 果実
(2018年5月撮影)
おやこんなとこにも咲いていたサイハイラン
高さは20−40cm程
ラン科にしては細長い花、上の2枚と下の1枚が萼片、その間のやや赤味を帯びているのが花弁
豚の鼻のような蕊柱、その下が唇弁でこれも口を開けているよう
唇弁先端はスプーン状になっている
蕊柱中間部にも膨らみがある
葉は普通1枚ですがこれは2枚あるようです。1枚目の左の株は葉が見当たらなかった
後日別の場所、多くの花をつけていますがよく見ると2株が並んでいます
頂部の花に木漏れ日が当たってスポットライトを浴びているようでした
まるで仏様の後光のよう、豚の鼻と言ったり仏様と言ったり忙しい(笑)
更に別の林道、割とあちこちで見かけます
(2014年5月撮影)
林道を歩いていると1,2ヶ所で見かけるサイハイラン、ここが一番多いかな。写真に写っているだけでも9,10株周囲を含めると20株くらいありました
一つの株に葉は1,2枚、花の後には枯れて秋に新しい葉が出てくる。林内に薄暗い場所に生えるから夏場は日が当たらなくて大きな葉を維持するには赤字になるだろうな
これもあまりラン科らしく見えません。ラン科は花が大きく変化するからある意味あたりまえだけど
蕊柱の下に唇弁、左右の花弁、そのとそ側は萼片と当然基本は揃ってる
全体に地味ですが蕊柱周りは色気たっぷり(色気の意味が違う)
殆ど日が差さない場所ですがちょうど木漏れ日が当たっていい雰囲気でした。撮影の後日蔭になりちょうどいいタイミングで来ました
(2013年5月撮影)
林内に咲いたサイハイラン、過去の秋吉台での記録を見ると5月末から6月上旬ですからこれは割と早いですね。大きな葉が出ていますがこれは花が開花すると枯れるそうです
ラン科の花は変化が非常に大きいですがこれもその一つかな、とてもラン科には見えない
個人的には花序の花が少ない方がいいんだけどそれでは采配にならないしな
こうやって拡大してみると確かにラン科
撮っている内に日が当たってきました。林内ではこの色が目立つ
右奥に見えているのはキンランです
果実(2023年7月撮影)
花を撮ったのと同じ場所のサイハイラン、果実になっていましたがやはり花の数に比べて随分少ない
まだ未熟な果実、長い花柱が萎れず残っています
ラン科の果実は上向きになることが多いですがこれは垂れ下がったまま、後日熟したのを見ようと来てみたら影も形も見えなかった、ガッカリ
同じ場所を4月に撮っていました、平尾台では初めてのサイハイランだったから場所をしっかり覚えてた、多分同じ株です
すっかり空っぽ、でもやはり果実は下向きです、まだ長い花柱が残っている

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