サフランモドキヒガンバナ科タマスダレ属 異型花
(2018年6月撮影)
草むらの中に咲いていたサフランモドキ、周りのはセイタカアワダチソウかな。メキシコ、キューバ原産で初めはサフランとして入ってきたが後から本物のサフランが入ってきたのでサフランモドキとなったようです。モドキと名が付く植物は幾つもありますが可哀想な命名
花被片6枚、古い分類ならまずユリ科になったでしょうがAPG分類ではユリ科はあちこちに移動、これはヒガンバナ科になっています
6本の雄しべと1本の雌しべ、どれも大きくこれに惹かれて撮りました
雄しべの葯は長く花粉が出ている、ユリの仲間だと葯の中央辺りに花糸が付いていますがこちらは中央からだいぶずれた位置に付いています
3裂した柱頭、微細な毛が生えているようだ。4裂5裂することもあるようです
(2017年8月撮影)
草むらの中に咲いていた鮮やかな花、サフランモドキでした、メキシコ原産で江戸末期に観賞用として入ってきたそうですが各地で野生化しています
モドキと名が付く花は幾つもありますがこれも別の名を付けてあげたいですね
長い葯を持った雄しべ、6本あるようですが長短があるのかな
柱頭は3裂、細かな突起がある
雄しべは花冠から出ませんが雌しべは僅かに顔を覗かせている
ヒガンバナ科ですが花の時期に葉が出ています、写真下に線形の葉
この日は朝はちょっぴり涼しく空も秋を思わせる雲
花被片8枚(2023年8月撮影)
こちらは花被片8枚、内と外で幅にあまり違いがない
割りとシンプルに感じる花ですが2枚増えただけで印象がだいぶ違います
雄しべも当然8本、柱頭は4裂、柱頭は花被片の数に対応していると思いましたが普通のでも3−5裂のがあるようです
各柱頭もよく見ると中央に筋が入っています

inserted by FC2 system