ヌルデウルシ科ヌルデ属 |
果実・種子 紅葉 虫こぶ |
雄花(2018年9月撮影) | |
樹木の花としてはごく普通に見られるヌルデ、でも高木になるのでマクロで撮れるような花を探すのはちょっと手間がかかる、これは低いせいかすっかりクズに覆われている | |
先端が尖った特徴のある円錐花序、車を走らせながらでもすぐ分かります | |
雌雄異株でこれは雄株 | |
花冠から5本の押しべが突き出ている、花弁が強く反り返るのが雄花の特徴、内部に毛が生えているようだ | |
雄花ですが雌しべも残っている | |
外でも軒並み雌しべが見られました。雌雄異花で雄花でも雌しべが残っているのはありますがこれは果実がなっているのを見たことがあるのでまだ雌しべの機能が残った両性花の可能性があります | |
葉は互生で奇数羽状複葉、葉軸に翼があるので葉の時でも分かりやすい | |
雌花(2018年9月撮影) | |
前回雌株が見つからなかったので(花自体は幾らでもあるけど手が届かない)今回探してみましたが軒並み果実になっていました | |
青空に赤い実が映える・・・じゃなくて花を探さなくちゃ、この日見つけなければもう探さないだろうしな | |
果実を生らしている木でもまだ花が残っているのがありました | |
雄花と違い雌花はそれ程開きません。柱頭3裂、雌花ですが雄しべも残っている、でも雄花の雄しべと比べてこちらは痕跡状態です。奥に黄色く見えているのは腺体か蜜線か | |
子房がうっすら赤くなり始めているのもありました | |
真っ赤な果実、更に時間が経つと塩(リンゴ酸カルシウム)に覆われる。その頃種子を採取してみよう | |
扁平な果実、表面が短毛に覆われている、まだ柱頭の跡が残っている | |
果実(2007年9月撮影) | |
ヌルデの実が赤く色づいてきました | |
赤い実が青空に映えている | |
実の大きさは4,5mmくらい。こうやってみると一様に赤くなるのでなく先端と付け根から赤くなるんですね | |
まん丸でなく結構扁平。お化粧をしたお魚みたい | |
果実(2008年9月撮影) | |
ヌルデの実が赤く色づいてきました。蕾の期間は長いけど花が咲くとすぐ実が成るんですね | |
大きさ4,5mmくらいの小さな実がぎっしり | |
扁平な実。球形にならないのは何か意味があるんでしょうね | |
果実(2008年10月撮影) | |
9月19日アップしたのと同じ実です。赤く色づいた実が白っぽくなっていました | |
表面がリンゴ酸カルシウムの結晶に覆われてきたため。しょっぱいそうだけど舐めてみるのを忘れた | |
でも赤かった実までが緑色になったのはなぜだろう | |
紅葉(2023年10月撮影) | |
綺麗に紅葉するヌルデ、ハゼの仲間なのでこれも当然か | |
葉軸に翼があるので分かりやすい、鮮やかですね | |
隣り合った葉でも色が随分違う | |
紅葉(2020年11月撮影) | |
斜面に一面に群生していたヌルデ、樹木なので群生という言い方もおかしいですが。ここは造成された斜面なので土留めに植えたんでしょうか、でも時には10mくらいになるから斜面の安定にはあまり向かないような気もしますが | |
高さは30cm以下の幼木ばかり、果実は全くついてなかったので花は咲かせなかったようです | |
綺麗に紅葉しています、オレンジや黄色程度で止まることもあるようです | |
ハゼノキに似ていますが葉軸に翼があるのでヌルデだとわかります | |
赤色自体はハゼノキと変わらないがゴミのような雑色があるので鮮やかさでは劣るかな | |
裏側は表ほど赤くはない | |
枝を持ち上げたらあっさり取れたのでせっかくなので光に透かしてみました | |
ヌルデミミフシ(2016年10月撮影) | |
ヌルデの木に出来た奇妙な物体、ヌルデシロアブラムシが作るヌルデミミフシです、如何にも虫こぶを思わせる形状 | |
切ってみたら内部には虫がいっぱい、思わずほおり投げました | |
虫こぶを切る時は幼虫がいるのは想定済みですが成虫がこんなにたくさんいるとは思わなかった | |
有翅虫と無翅虫がいるそうですがこれは有翅虫だけでした |