(2022年7月撮影) |
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初めこれを見た時腐ったオオシシウドかと思いましたがいや待てノダケがあるじゃないかと思いました。今まで県外で一度見たきりなのでこれはよかった、この日オオシシウドはあちこちで見かけましたがノダケはこれ一つだけでした
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茎先端の花序は果実期になりつつありますが枝分かれした花序は花盛りでした
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暗紫色の花、初めはもう花が終わっているかと思いましたがむしろこれは開いていない花だった
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光の当て方次第では鮮やかな赤色
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初めは丸まっておさまっていた雄しべがポンと跳ねるように伸びてきます、約から花粉が出ている
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花弁は5枚、雄しべは5本、花糸も暗紫色、右下の鼻で花盤から花柱が2個見えています
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花弁と雄しべが押して緑色の子房が残っている、2裂した花盤と花柱が見えているがまだ伸びていない
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雌性期の花、花柱が伸びてきている、子房が膨らみ始めているのもあります
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これは葉柄で袋状に膨らむ、先端に葉の痕跡が残っている
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葉は3出羽状複葉、藪の中でちと撮りにくかった
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(2010年9月撮影) |
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初め見たときはもう花が終わって萼あたりが紫色になっているのだと思ったけど
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近づいてみたら何か白いものが突き出ている
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雌しべが出ているんじゃないか、ちょうど花の盛りだったんだ
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カニさんの目玉のような雌しべ。それ以外は暗紫色の花。この仲間は白い花が多く色が付いているのは珍しいそうだ
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葯や花糸、花盤まで暗紫色。色を覗けばセリ科らしい花
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葉鞘が袋状に膨らむ。この特徴からシシウド属と推定して名前が分かった
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下部の方の葉。上部は三小葉になる
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果実・種子(2023年12月撮影) |
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これも立ち上がったままの状態で残っていたノダケ
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これも強風が吹かないと飛んでいかないんでしょうかたくさん残っていました
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オオシシウドの果実とそっくりですがこちらの方が半分くらいの大きさで4mm程度
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片面には3本の隆起線があり廻りに短い翼がある、オオシシウドに比べて翼の割合が小さそうだ、反対側は凹面になっていて全体が翼の形、よく飛んでいきそう
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果実と果柄の間に糸のようなのがあります、何でしょう、油菅なのかな
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果実・種子(2022年4月撮影) |
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湿地の中に枯れたまま立っていたこれ、シシウド属と思われ以前ここで撮った記憶があるからノダケのようです
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まだ果実が残っていました、どこにでも親離れしない子がいるものです(笑)、これがあったから撮る気になったけどこの年平尾台でさんざん見るようになるとはね
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大きさ4,5mm、3本の条があり左右に翼があります
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もう一つありました、こちらは前のとは反対側、凹んでいます
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横から見ると薄っぺら、翼のような形状なので流体力学の効果で遠くへ飛ぶんでしょうか、この形状ではそんなに遠くには飛びそうにないですが
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果実・種子(2022年11月撮影) |
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台上で結構多く見かけたノダケ、もう果実期になっています
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まだ赤紫色の花も残っていますが未熟な果実は普通に緑色、しかし11月上旬とは言えまだ未熟とはね
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果実はギッシリ詰まっています、やはりセリ科の花序は上を昆虫が這い回るので受粉率もいいのでしょうか
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やや扁平な果実、大きさは4,5mm程、先端に2裂した花柱は花盤の跡が残っている
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一つ割ってみました、まだ未熟な白い種子が一つ入っていました、果実はほぼ種子で占められています
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