ノブドウブドウ科ノブドウ属 キレハノブドウ
果実・種子
虫こぶ
(2015年7月撮影)
普通に見られるノブドウ、もういたる所でぶら下がってきています
同じ株でも殆ど裂け目のない葉から3裂5裂しているのと色々
葉と対生して集散花序を出す、少しずつ花を咲かせて花期を引き伸ばす作戦
花弁5枚、雄しべ5本、雌しべ1本で花盤から突き出ている。花弁は緑色だしヤブガラシのように花盤がオレンジ色になることもないのでホント地味
雄しべは真直ぐ立っている。花弁は反り返りすぐ脱落、右側のように花盤と雌しべだけになります
花弁が反り返った花を真上から
(2014年7月撮影)
気まぐれで撮ってみたりするノブドウ
地味な花だけど午前中はまだ花弁が残っているから花らしく見える
雄しべがピンと立っている様子はキリッとしてるな
花弁雄しべとも5枚
キレハノブドウ(2021年7月撮影)
ノブドウの中で葉が深裂するのをキレハノブドウといいます。葉の裂け方の違いで名前が変わるのは幾つもありますが名称がキレハだったりサケバだったりキクバだったりモミジバだったりと色々でややこしい。更に全くの別種だったり変種だったり品種レベルの違いだったりとこれまたややこしい、キレハノブドウは品種レベル、違いは葉だけです
葉の裂け方も3深裂だったり5深裂だったり様々
これは7深裂くらいしてるかな
葉身が細いと一層裂け感があります
これはノブドウの中でも殆ど葉が裂けていないタイプ、裂けてもせいぜい3浅裂、程度は様々なので境界ははっきりしない、と言うよりないでしょうね
花には違いはない。花盤の色以外はヤブガラシに似ていますがあちらが4数性なのにたいしてこちらは5数性なのが決定的に違います。花弁がだんだん反り返っていく様子がわかります
雄しべが直立、5本あるのでその分隙間が狭く雌しべが撮りにくい
花盤から蜜が出ています、花弁の反り方から右のが時間が経っている、蜜もその分多くなってきています
プックラ状態の蜜、花盤だけでなく花弁の間からも出ているような
花弁と雄しべが落ちた後もまだ蜜が出ていてもうひとかたまりになっています、こうなるともう蜜じゃなく水滴にしか見えない
蟻が蜜を舐めにやってきていました、こういう時に限ってピントがよくあっている
既に未熟な果実が出来ています、こうやって見るとやはりブドウですね
果実・種子(2019年11月撮影)
花は地味だけど果実は派手なノブドウ
色んな色がありますが青色のが多くここは殆ど青だったけど綺麗だったので撮影、果実の大きさは5,6mm
果肉はジューシー、種子が普通2−4個入っているそうだがこれは一つでした
種子の大きさは3,4mm、片側がやや尖っている、白い斑点があるが特に特徴ではなさそう
上部に窪みがある
反対側は平坦、複数入っている時はこちら側が合わさるんでしょうね
果実・種子(2016年9月撮影)
花は地味だけど果実は派手なノブドウ
色も赤青様々、なのでなるべくカラフルなのを選んで撮ります
青系統のは多く赤系統のは少ないような
果実は柔らかいので割れ目を入れて軽く押すと種子が出てきます
ほぼ球形の種子、大きさ5mm程度
ノブドウミフクレフシ(2019年11月撮影)
これはノブドウの果実としては大きく虫こぶ、ノブドウミフクレフシ
左側のが正常な果実、3,4倍の大きさがある
穴が開いていますがこれは多分入った穴ではなく出ていった穴
別の虫瘤を切断してみました、内部に大きな空間があります、黒っぽいのは多分幼虫の糞だそうです
これが幼虫でしょうか、ただ虫こぶを作る虫は幾つか種類があるようです

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