ニオウヤブマオイラクサ科カラムシ属
(2021年9月撮影)
トウオオバコの側に生えていたこれ、オニヤブマオだと思いましたが調べてみるとニオウヤブマオというのがありました、これがまたかなりややこしい。以前はオニヤブマオと言われていたがハマヤブマオと混同され今ではニオウヤブマオと呼ばれている、これだけならまだいいのですがオニヤブマオは別にあったりニオウヤブマオの別名だったりと混乱、更に3倍体同士の交雑があったり研究者に寄って分類が違うなどもう混乱の極み、ここでは一応ニオウヤブマオとしておきます
雌雄異花、上部葉腋から雌花序を出し分岐しない
団子を重ねたような雌花序
細い柱頭には細かな突起がある、茶色いのは既に萎れ始めているんでしょうか
下の方に雄花序がありました、雌花序に比べて貧弱、ヤブマオは雄花序を滅多に付けないそうです
一つの雄花に4本の雄しべ、湾曲した花糸と葯が分かります、花序枝に毛が密生
イラクサ科らしい雄しべ、葯が白いのはまだ花粉が入っている証拠
すぐ果実になる、本種は2倍体のようです
ヤブマオに比べて大きく厚みのある葉、ヤブマオは重鋸歯になるそうですがこちらはそうではない
葉の裏は葉脈がクッキリ、もうマスクメロン
葉の裏にビロード状の毛が密生するのが特徴、これはあまり目立ちません

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