雄株(2018年5月撮影) |
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麓の生えている1本のニガキ、下側の枝が伐採されて異様な姿をしています。初めて見つけた場所は林道の一番奥、そこは行くのが大変だし花も撮りにくいので最近は専らここ、やはりどうしても楽をする
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2年前の同じ木、やはり下枝が随分切り取られている
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幸い下の方から新しい枝が出ていた、雌雄異株でこれは雄花
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薄緑色の地味な花を多数つける
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4数性の花、花糸下部に毛が生えている。中央の緑色のは花盤で雌しべの痕跡があるかな
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5数性のもあります、花弁は反り返らないようだ
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雌株 |
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近くに雌株もあります、これもここで撮る理由の一つ
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雄花序に比べて雌花序は花の数が少ないので分岐していく様子がよくわかります
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雌花ですが雄しべも残っています、雄花のに比べて小さく機能してないようだ。花盤の上に緑色の子房、花柱が伸びて柱頭は4裂のはずがこれは3裂のようだ
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雌花も5数性のもあります、柱頭も5裂
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花柱から柱頭が開く様子、花柄に毛が生えている
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葉 |
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奇数羽状複葉、小葉は大きく4−6対
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雄株(2013年5月撮影) |
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林道の頭上に広げた葉の付け根辺りに花が咲いているのが見られました
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横から望遠で撮ってみるとこんな感じ、帰ってから調べてみるとニガキのようでした。お初の花だ
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雌雄異花は帰ってから分かったことだけど撮影している際も雌雄異花の雄花のような気がしていた
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望遠では我慢できず枝を引っかけて撮影、奇数羽状複葉で小葉は4−6対。本年枝(色が緑色なので分かると思います)の葉腋から集散酸花序を出す
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雄花ドアップ。緑色の花弁5に雄しべも5本、中央は花盤です
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空中に浮かんだ雄花、蜘蛛の糸に引っかかっていたんですけどね。実はこれや地面に落ちている花に気がついて上を見上げたのが1番目の写真でした
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雌株 |
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幸運にもすぐ側には雌株があった、こちらも枝を引っかけて撮影
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面白い姿をしていて写している最中から興味津々
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今まで見たことないような不思議な姿、こちらは花弁4枚で雌しべが1本突き出ていて柱頭は4,5裂。雄しべも4本ありますが機能してないようです
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雄しべが機能してないと書いたが僅かに花粉も出ているような。花柱の付け根にあるのが4つの子房、その下が花盤です。雌しべが突き出ているので下にピントがあうと柱頭はピンぼけ
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横から見ると長い花柄や雌しべが突き出ている様子が分かります
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果実(2021年7月撮影) |
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果実をならせているニガキ、雌雄異株でこれは当然雌株
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真ん丸な果実、まだ緑色を残していますが黒っぽくなっています、赤くはならないもよう、完熟したら種子(核果)を見ようと後日来てみたらすっかりなくなっていた、以前もありましたが落ちたのか鳥に食べられたのか
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柱頭は4,5裂するのでそれに対応して分果も4,5個、これは4個
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こちらは5分果
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これは3分果のように見えますがどちらも未成熟な果実が2個見えているので5分果だったようです
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これは4分果で2個が未成熟
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5分果だが成熟したのは1個だけ、兄弟間でも競争は激しいのだ(笑)
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これは2個ですが未成熟なのは見当たりません、初めから2分果だったのでしょうか
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虫こぶ(2013年5月撮影) |
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ニガキの花の中に膨らんだのがありました、虫こぶのようです。雄花の方には見かけなかったから雌花専門かな。名前を調べてみましたがそれらしいのは見あたりませんでした、虫こぶの命名方から言えばニガキミフクレフシになりそうだけど
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