ナツメクロウメモドキ科ナツメ属 樹皮
(2021年7月撮影)
野生状態のナツメ、つい最近秋吉台の花として仲間入りしたのでテッキリこれかと思いましたが全然違う場所で見つけたそうです
地味な花をたくさんつけているけど一度植栽のを見ているのでナツメだとすぐわかりました、でもここは年数度は通っているのに今まで気が付かなかったな、花の時期に来なかったんだろうか
葉腋に1−数個の花をつけます
緑色の地味な花、おおきさ5,6mm、五角形の部分は萼片、中央に大きな花盤があります
まだ未熟な雄しべ、花糸は緑色、葯が鳥の爪のように曲がっている
萼の間に突起のように見えているのが花弁、脱落するのか元々ないのか見られないのが殆どでした
熟すると葯は小さく褐色になります、花糸の基部に小さく見えているのが花弁かもしれません、退化してなくなって行くのかも。雌しべは2本、小さな柱頭が外向きに曲がっている
雄しべが見当たらないが落ちたのでしょうか、柱頭がまるで豚の鼻
短い葉柄、これも雄しべがまだ未熟なので咲いたばかりだけど花弁は見当たりません
棘がありました、位置からして托葉が変化したものだとわかります
大きな棘もありました。棘のあるのをヤマナツメ、無いのをナツメ、広義には両者を含めてナツメと呼ぶそうです
葉は互生で卵形〜頼成楕円形、不規則な鋸歯がある
(2014年6月撮影)
植えられている木だけど花が咲いているので撮ってみました
互生する葉、葉腋ごとに数個の花をつける
五角形の星のような花、雄しべも柱頭が二裂した雌しべも見えるしこれが開いた状態かなと思いましたが
黄色い雄しべを持った花がありました、これが花らしい状態か。イソノキによく似ているじゃないか、ならばクロウメモドキ科かと思って調べてみるとナツメでした。初めての花で撮っててよかった。五角形の花弁のようにみえるのが萼片でその間に楕円形に見えているのが花弁です
短い花柄、花弁が下方に下がっています。萼片が開いた状態では見えないでしょうね
卵形〜卵状楕円形の葉、縁に不規則な鋸歯、3行脈が目立つ。落葉樹ですが葉に艶がある。夏に芽が出るから夏芽だそうな
樹皮(2014年12月撮影)
花を撮ったのの同じ木です。荒々しく縦に裂けている、一部剥げ落ちてくるのかな
すぐ傍にあった同じ木、大分印象が違います、やや細いので若いのかな

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