ナツハゼツツジ科スノキ属 果実・種子
(2018年5月撮影)
林内に生えているナツハゼ、背が低いので花が見やすい。ここは来るのは大変だけどいろんな樹木の花が咲いてくれる、でも一度に一つくらいしか咲いてくれないけど
右側の蕾からだんだん先端が開き反り返っていく様子がよくわかる
枝先に総状花序を下向きに咲かせる、元の方から咲いていくようで元側の花はもう花冠ごと落ちて花柱だけが残っている
先端は普通5裂だが右のは4裂
平坦な柱頭、周りに10本の雄しべがある、葯に穴が開いていて花粉は出し終えたようだ
花柱は先端に向かってやや細くなり扁平な柱頭がある、萼片はだんだん閉じていくようです。花柄の基部にあるのは苞葉
葉は互生で楕円形または広卵形、全縁で縁に毛が生えている。これが夏に紅葉するので夏櫨ですが綺麗に紅葉したのは見たことないな
葉の両面には毛が散生
裏には主脈上に目立つ
横から見るとすごい生えっぷり、先端が二又になっているのもあるようです
果実・種子(2016年11月撮影)
夏にハゼのように紅葉するからナツハゼ、でもここのはあまり紅葉しない
果実は黒いので紅葉すれば目立つんでしょうけどね
萼が散った跡が梅鉢のような模様になるのが特徴
果実を半分に割ってみました
水分が抜けてきたのか果肉はねっとりジャムのようになっています、食べられるそうですが試食忘れた
種子が大小7個入っていました
大きい方が本来の大きさで2mmくらい、小さいのは半分程度だけどどうしたんでしょう
種子の表面に細かな網目模様、これくらいの大きさが限界ですね
果実・種子(2015年11月撮影)
黒い実をつけたナツハゼ、昨日のカマツカの側ですが赤と黒の実の競演、こちらもすっかり落葉しているので黒くても目につきます
真っ黒で艶のある実
萼片の跡が大きく残っている、萼片が残るのはお約束だけどこんなに大きいのはあまりないかな
まるで梅鉢模様、紋章としても使えそう
面白いのでもう1枚、中央には柱頭の跡も残っているようだ
割ってみました、小さな種が見えていますが種だらけということはないな。実は甘くて食べられるそうです
果肉は赤い色をしている。種の表面には網目模様があるそうですが果肉を取り除かないと無理

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