ナンテンハギマメ科ソラマメ属 果実・種子
(2021年9月撮影)
久しぶりに来てみたナンテンハギ、増えも減りもしてなかったけど元気に咲いていました、全国的に分布していますが山口県では絶滅危惧種に指定されています
葉腋に総状に花をつける、ちょうど花盛りでいいタイミングで来たようです
ソラマメ属なので萼筒は筒状、旗弁の割に翼弁や竜骨弁が大きい
旗弁には筋状の斑紋
まるで怒っているようにも見える
翼弁はまるで竜骨弁を抱えているよう、これにも筋状の斑紋があります
これは萼筒や花柄が随分赤い
マメ科の小葉と言えば3小葉ですがこれは2小葉、これがナンテンに似ているからナンテンハギ、でもナンテンは3小葉、別名のフタバハギの方がピッタリしているかも
小葉の間に棘尿の突起があります、これが頂小葉が退化したものだそうです、なのでマメ科は3小葉の原則から外れているわけではなさそう
先祖返りして棘が葉状に変化したのもあります
葉の表面に短毛、縁には棘状の小さな突起がある
葉の裏は白っぽい
葉付け根に托葉、まるで天使の羽だ
(2012年9月撮影)
ブログを開設した頃見つけていたし道端だったので特に意識すること無かったが新聞のローカル記事によると県内では山口市の一部にだけ咲いているとか。ここは公には認識外か。珍しいと知って慌てて撮りに行きました(笑)、4年ぶりだったは
長い花茎を伸ばしてつける総状花序。まだ蕾も多くこれからも咲いてくれるようです
緑の草むらの中で赤紫色の花が目立つ
翼弁に比べて旗弁は大きめ、紫色の筋が印象的
横から。全体も赤紫色
葉がナンテンに似ているのでナンテンハギ。マメ科にしては小葉が2枚というのが風変わり
(2008年8月撮影)
草刈りされた片隅にかろうじて残ったナンテンハギ
葉が見あたらなかったけど草刈りの後で慌てて花を咲かせたのかな。去年ここで確認しているから多分ナンテンハギ
翼弁が猫が顔を洗っているような仕草で可愛い
この青紫色がいいですね。太陽光の元で比較的色が出ていると思う
蕊がはっきり見えているのは初めて見た
(2007年9月撮影)
初めはツルマメかと思ったけど、
それにしては花の付き方がよすぎる
どうやらナンテンハギのようでした。2小葉の複葉が決めてですかね。これがナンテンの葉に似ているから付けられたようです
苦手な紫系の色だけど日当たりがよかったせいか本来の色が出ているような気がする
それにしてもマメ科の花はどれも似ている。やはりそれだけ受粉に関して成功していると言うことなんでしょうね
果実・種子(2023年11月撮影)
まだ青々とした葉を付けていたナンテンハギ
青い実がなっていました
幾つかなっていました、葉を広げている割には数が少ない、中が透けて見えていますが2個くらいしか入っていない
これで長さ1cm強、先端に花柱の跡、基部に萎れた花弁が残っている
開けてみましたがかなり固い、2個分入っていそうだったが1個しか入ってなかった
この時期は特に模様はなし
茶色く熟したのもありました
茶色く熟したのもありました
こちらは上下を押すと簡単に開きました、やはり1個しか入ってなかった、胎座は3個あるから他のは全く成長しなかったんでしょうか
長さ3mm程の楕円形、表面に斑模様があります

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