ナンバンハコベナデシコ科マンテマ属 果実・種子
(2017年8月撮影)
草むらの中に細い茎を伸ばして花を咲かせているナンバンハコベ
枝先に横向きや下向きに花を咲かせる
花弁の途中が折れ曲がっている異形の姿から南蛮の名がつきましたが純然たる在来種です、ハコベの名が付いているがハコベ属ではなくマンテマ属
雄しべは10本で長く突き出る、この時雌しべはまだ伸びていません、緑色の子房に短く付いています
萼は半球形、先端裂片はまだそれ程広がっていない
雄しべの葯が落ち3本の花柱が伸びている
細い花柱には毛が生えているようです
萼はハッキリした半球形になり先端裂片も広がってきている
花弁内側に一対の鱗片がある、これで下部は曲がらず先端だけ強く反るんでしょうね
やはり日が当たっていると鮮明に撮れます、これも花柱が5本だったらオール5だったのにな、残念
低い場所に咲くのでなかなか青空バックは撮れないけどうまい具合に撮れました
既に子房が膨らんでいるのもありました、秋になると黒塾します
葉は卵形で対生、縁に細かな毛が生える
茎には縮れた毛が生える、葉の縁に細かな毛が見えています
果実・種子(2015年11月撮影)
花を見たのと同じ場所、かろうじて一つだけ実が残っていました
やや楕円形の真っ黒な実、くすんだ色をしていますが元々はもっと艶があるようです
基部の茶色いのは萼片、先端には花柱の跡が小さく残っています
割ってみました、皮も水分がなくなっているようでカッターを使うまでもなく簡単に割れました
種は10個入っていました、実の大きさから考えると殆ど種で占められているようです
真っ黒で艶やかな種、まるで碁石のよ

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