ナガバハエドクソウハエドクソウ科ハエドクソウ属
(2019年6月撮影)
林道にたくさん生えていたナガバハエドクソウ、十字形の葉が特徴的
葉は下部に集中、長い茎を伸ばして花を咲かせる
横から見ると葉は下部と言っても地面際でもない
唇形花の長さは7mm程、基部にある三角形のは苞でしょうか
上部萼筒先端が赤く伸びて先端が鈎状に曲がりくっつき虫となる
3裂した幅広い下唇、上唇も2裂しシソ科的だけどハエドクソウ科。古い分類では1属1種だったけどAPG分類では仲間が増えています
花の奥に丸く見えているのは葯でしょうがその間に棒状に見えているのが花柱なのでしょうか
上唇左右に平らな部分があるのがハエドクソウとの区別点、これは左側にあるようにも見える
こちらは両側にあるように見える
葉は長卵形〜長楕円形、基部は楔形、下の葉は楔形になっていますがその上の葉は切形のような
ハエドクソウは葉の裏の細脈が目立つそうだがこれはそれ程でもないかな
茎や葉柄に毛が生える、同じ茎でも葉腋から上と下では生え方が違うような。総合的に判断してこれはナガバハエドクソウ
同じ林道、シダに囲まれて生えていたけど随分大きかったので撮ってみました
葉の長さが15cm程もありました、基部は切形
葉の裏の細脈もハッキリしている、ひょっとしてハエドクソウかとも思ったのですがハエドクソウは茎の上部までにも葉が付き基部は心形だそうです。これはどう見ても上部に葉はない
花自体もハエドクソウの方がやや大きいそうでこれも直前に見たナガバハエドクソウより大きく見えた
でも上唇左右に張り出しはありません。両者に中間的な形状のもあるんじゃないかと思う今日此の頃
下唇をとってみました、雄しべは4本で長短2組あるそうです。左右に伸びるのは花糸もハッキリしていて葯室も2つあるようだ、その間に見えているのが短い方の葯かな、花柱は2浅裂するそうだがよく分かりません
(2018年7月撮影)
初めてのナガバハエドクソウ、と言っても今までアップしたハエドクソウも多分殆どナガバハエドクソウ。今までいまいち違いがよく分かりませんでしたが違いがよく分かるサイトがあったので区別すべく撮ってみました
ナガバは上唇に肩がない、この”肩”という表現がよく分からなかったのですが横の張り出しのことのようです
同じ場所の別の株の花には肩と思われるような張り出しがありました、でもナガバでも肩があることもあるようです
ナガバは葉が下の方に集中する、ハエドクソウは上の方にもあるそうだがこれも比較の問題
葉の基部がナガバは楔形、ハエドクソウは切形もしくは心形だそうです、これは確かに楔形。でもハエドクソウでも下の方の葉は楔形になることもあるそうだ
ハエドクソウは葉の裏の細脈(側脈から更に分岐する脈)が浮き上がるように目立つそうでこれはそのようには見えません、なのでナガバハエドクソウでいいかな。これも実際に見てみないと浮き上がり具合は分かりにくい。過去記事を見てみると殆どナガバハエドクソウのようですが一番最初にアップしたのがひょっとしてハエドクソウかも、微妙ですが
(2018年6月撮影)
林道沿いなどでよく見られるハエドクソウ (追記:この頃までは全てハエドクソウとして撮っていました)
長い茎を伸ばして花を咲かせます
下から咲いていきますがすぐ果実になり同時に咲いているのはせいぜい数個程度です
下唇が突き出た唇形花、上部萼片先端が赤くなっています
下唇3裂上唇2裂とシソ科に似ていますがハエドクソウ科。奥に見えているのは葯でしょうか
拡大してみました、左右に花糸も見えていて雄しべのようです、今までさんざん撮ってきたけど葯が写っていたのは初めてかな。4本あり2本が長いそうです
上部の赤いのは萼先端が変化したもの、果実期にくっつき虫になります
イノコヅチに似た果実、上部萼片先端が鈎状に曲がりくっつき虫となります、でもくっつかれた記憶はない
長卵形〜長楕円形の葉、下の方の葉は柄があるが上の方は無柄。品種としてハエドクソウとナガバハエドクソウに分けるそうですがハエドクソウは葉柄が長く葉の基部が切形、心形だそうでこれはナガバかもしれない
ハエドクソウ?
ひょっとしたらこれがハエドクソウかもしれない、葉の基部が切形もしくは心形になっているかな、初心者の頃で当時はナガバハエドクソウなんて全く知らず

inserted by FC2 system