ムシトリナデシコナデシコ科マンテマ属 果実・種子
(2016年6月撮影)
川の土手に咲いていたムシトリナデシコ、もうあちこちで野草化しているのを見かけます
萼筒が長い
花弁は平開、基部に披針形の鱗片がありこの時期はまだ立っています
雄しべが出始めた雄性期
雌しべが出た雌性期、雄しべは萎れ鱗片も寝てきています
対生する葉は無柄
茎の途中に粘液を出す場所があり名前の由来となっている、多分対蟻対策でしょうね。触ってみると相当ベタつきます
(2015年8月撮影)
秋吉台では初めてのムシトリナデシコ、今までも民家側などで見かけてはいましたが車を止めてまで撮るほどでもなく、ここは残土の山に生えていたので撮ってみました。江戸末期に観賞用として入ってきましたが今では各地で野草化しているようです
頂部に集散花序を付ける、萼筒が長い。これは3つしか付けていませんが普通もっと付けるようです
雄しべは10本、雌しべはまだ伸びていない雄性期、花弁基部に披針形の鱗片がある
雄しべが萎れ雌しべが伸びてきた雌性期
3本の突き出た雌しべ、花柱に毛が生えているようです
果実・種子(2016年6月撮影)
果実をたくさんつけたムシトリナデシコ、背景のピンク色が花です
上部が開いて種子をバラまく、これも風まかせのようです
種子をばら撒いてみました、一つの果実でこれくらい入ってます
種子は球形でなく短い円筒形、これは意外でした
円筒の側面は溝状に凹む、上面は凹んだ部分から放射状に畝状の突起がある

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